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壁に耳あり障子にメアリー
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67camper's Blog
●02/11 04:10
gooブロガーの今日のひとこと閲覧 7,279,155 PV訪問者 1,905,180 IP

rickdom
●02/11 03:41
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Commentarius Saevus
●02/10 19:27
2025-02-10この映画でヘンリーが一番目立つのはあまり…『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』(配信)映画 映画配信 イギリス映画カリン・アイヌーズ監督『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』を見た。近々日本公開されるそうだが、こちらは最近配信で見られるようになった。www.youtube.comヒロインであるキャサリン・パー(アリシア・ヴィキャンデル)は病に苦しむヘンリー八世(ジュード・ロウ)の妻として夫の留守中は摂政をつとめ、連れ子たちには母親がわりとなり、信仰に関する著作も出版するなど、さまざまな活動をしていた。しかしながらヘンリーはどんどん病気が悪化し、もともと横暴だった性格がさらに悪化する。キャサリンは異端者として逮捕されたアン・アスキュー(エリン・ドハティ)と知り合いであったことを理由に夫に処刑されそうになるが…静かめのメロドラマという感じで、衣装から光の使い方まで凝っていてちゃんとした歴史ものではある…のだが、キャサリン・パーの視点でヘンリーの横暴さを批判的に描くという映画であるわりにはヘンリーが一番目立つキャラクターで、やりたいことと映画の作りがあっていない印象を受けた。何しろジュード・ロウ演じるヘンリーが、だんだん年をとって病に蝕まれてしょぼくれ始めてはいるものの、非常にカリスマ的で、そのカリスマによってどんな横暴でひどいことも押し通してしまう…みたいな人物なので、基本的にプロットを推進するのはこの人だし、見ていてとても嫌な気持ちにはなるものの、キャラクターとしては明らかに面白い。一方でキャサリンは物静かで知的な女性で、終盤くらいまではひたすら夫のやることに耐え、ごまかし、支えるだけで、見せ場が少ない。アン・アスキューとのレズビアン的な関係がほのめかされたり、連れ子たちに対して優しく立派な母親ぶりを見せたりするところは多少あるの

indienative インディーネイティブ
●02/09 10:05
NY出身の新たなポップアイコン、GUS DAPPERTON がニューシングル「World Class Cinema」のMVを公開!UKブライトンの4人組バンド Lime Garden、新曲「Clockwork」をリリース!The Lemon Twigs 待望の新作EP『Brothers Of Destruction』を 9/22 リリースが決定!カナダの4人組インディーロック・バンド Ivory Waves がデビューアルバムを 9/3 リリース!その他の短編ズの森脇ひとみ、ソロ・デビューアルバム『Subtropic Cosmos』を Guruguru Brain から 9/4 リリース!LAのプロデューサー Bien et Toi、デビューEP『London Safari』を名門 Future Classic からリリース!NYのソフィー・アリソンによるベッドルーム・ポップ Soccer Mommy がミニアルバム『Collection』を Fat Possum から 8/4 リリースが決定!オーストラリア南海岸出身の新人姉妹デュオ、Clews が新曲「Crushed」を配信リリース!NYのデュオ Callahan & Witscher、デビューアルバム『Think Differently』を 9/6 リリース!韓国のパンクバンド Sailor Honeymoon、デビューシングル「Cockroach」をリリース!ロンドンのフォークシンガー Hak Baker、デビューアルバム『Worlds End』をリリース!サウス・ロンドンの新鋭 Jerskin Fendrix、デビューアルバム『Winterreise』をリリース!カナダ注目のシンセポップ・バンド Anemone、デビューアルバム『Beat My Distance』をリリース!アトランタのベ

メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
●02/09 06:02
2025-02-07ガルシア=マルケスの『族長の秋』は独裁者の”百年の孤独”を描く物語だったBOOK族長の秋 / ガブリエル・ガルシア=マルケス (著), 鼓 直 (翻訳)無人の聖域に土足で踏みこんだ「われわれ」の目に映ったのは、ハゲタカに喰い荒らされた大統領の死体だった。国に何百年も君臨したが、誰も彼の顔すら見たことがなかった。生娘のようになめらかな手とヘルニアの巨大な睾丸を持ち、腹心の将軍を野菜詰めにしてオーブンで焼いて宴会の主菜にし、二千人の子供を船に載せてダイナマイトで爆殺したという独裁者——。政治権力の実相をグロテスクなまでに描いた異形の怪作。オレはラテンアメリカ文学に一時ハマっていた時期があって、もちろん長編『百年の孤独』をはじめとしたガルシア=マルケス作品も何冊か読んでいたが、もう一つの傑作長編となる『族長の秋』をまだ読んでいなかった。なんだかこれを読んじゃうとオレの中のマルケス作品が打ち止めになってしまいそうで、先延ばしにしていたのである。しかしこの2月28日に新潮文庫新装版が出版されると知り、これもいい機会だからと相方から旧版の集英社文庫を借りて読むことにした。ちなみに2月28日発売の新潮文庫版表紙はタペストリーのような絵柄を使っているが、集英社文庫版は牛のドアップが表紙になったものである。ラテンアメリカの文学 族長の秋 (集英社文庫)作者:ガブリエル ガルシア=マルケス集英社『族長の秋』はラテンアメリカ文学におけるサブジャンルとまで呼ばれている「独裁者小説」である。「ラテンアメリカ三大独裁者小説」としてはこの『族長の秋』のほかカルペンティエール『方法異説』、ロア=バストス『至高の存在たる余』が挙げられるというが、このほかにもアストゥリアスの『大統領閣下』、フエンテスの『我らが大地』がそうだし、独裁者の横暴が描写されるといった部分でアジェ

新・おいしい果物
●02/09 02:48
そして、今回気づいたことがあります。▽これは「ヨッチャン」の兄弟です。みんな1歳になると「誕生餅」を背負っている。ところが左端の「ヨッチャン」は、ろくに食べていないので起き上がれません。一方、右端の長男の服装から見えてくる《戦前》の豊かさよ。(そして報道写真家であるお父さんの定点観測力がすごい)主人公マダムの《自宅は空襲にあったけれど、お金を産む病院は焼け残った》という設定に注目してみましょう。当時の読者には《病院が空襲で焼けた→収入が途絶えた》というパターンの場合、どれだけ苦労するかリアルに想像できる人たちがそろっています。だからこそ、《自宅は空襲にあったけれど、お金を産む病院は焼け残った》という都合の良い設定に、「それが逆になったら、今のようにラクな生活は、できなかったろう」という冷ややかな一文を加えると、隠れリゾートラインになり得る。敗戦でささくれているタイプの読者も「ああ、はいはい、この小説はそういう超ラッキーな世界線でいくわけだ。今はただ、夢の国を楽しめばいいんだな」と、心の準備ができたはず。これは『フォレスト・ガンプ』のオープニングで、“清らかなトム・ハンクスに、天から白い羽が落ちてくる”のに似ているかもしれません。「ああ、はいはい、そっちのテイストね」と思えるように誘導しているわけです。「溶鉱炉やそこで働く労働者をスケッチに行ったり」……「溶鉱炉」は、ここにも出てくる!戦時中、国策宣伝に協力した人たちの手記を読むと、“自分は無欲なボンヤリ者だった。だからこそ、知らないうちに戦争に協力してしまった”的な主張を見かけます。しかし、土方重巳はボンヤリ者を演じていません。「『バスに乗りおくれまい』という時局便乗の気もあった」とはっきり書いているので、逆に好感がもてます。

シャングリラ屯田兵
●02/08 22:41
2025-02-08蛇の道(黒沢清)映画仏リメイクの方です。オリジナルは怖い怖いと聞いてびびって見てないのですが、柴咲コウはフランス語の無理のなさとか佇まいとか、ちゃんと演じている、役を身につけている感じがしてよかったですね。アルベール役のダミアン・ボナールのふわふわした腰の据わらない感じも話に合っていた気がします。とはいえ、いつもの監督の「語り」の得体の知れなさはやや後退していて、いわゆる普通の映画としての理路整然とした脈絡に収まっていた印象でした。そのためむしろ見ながら想起していたのは、(仏ミステリは時々すごく陰惨な話をぶん投げてくるけど)『その女アレックス』みたいに「都市と郊外を往還するフランスの犯罪小説」を招聘されて監督が撮っている、ようなイメージでした。☆☆☆1/2※娘の映像が多数のモニターで映し出されて柴咲コウの単調なナレーションが繰り返される、という光景は80年代のビデオインスタレーション風でしたね。cinemac 2025-02-08 17:50 読者になる広告を非表示にする2025-02-07ナイトスイム(ブライス・マクガイア)映画主人公一家が怪異に対して無防備すぎるし、プールが元凶と気付いたあとも特に手を打たないままなのでイライラしました。端的に言って組み立て下手。怪異の原因がアジア人なのが黄禍論的でそこも引っかかりました。短編を長編化したという経緯みたいなので、そこに無理があったのかな。☆☆1/2cinemac 2025-02-07 22:40 読者になる広告を非表示にする2025-02-07光っていません(イム・ソヌ)読書率直に言って、ケリー・リンクやサラ・ピンスカーの諸作のような「気分」を積極的に狙っていったんだろうなと感じました。その狙いはかなり上手くいっていると思うのだけど、いくつかの作品では底意地の悪さ

双子座殺人事件
●02/08 21:40
2025-02-07ヒプノシス レコードジャケットの美学映画『原子心母』(1970)のジャケットにつきポー(オーブリー・パウエル)が「全く無意味なものにしようと思った」と話すのに近くの席のお客さんが爆笑していて、私には特に面白いと思えず(つまらないという意味ではなく、単に)不思議に感じたんだけど、それはヒプノシスのような人達が敷いた道が今なお続いて当たり前になっているからなのか(後に作中の誰かがストーム・トーガソンは先駆者ではなく唯一の存在と話していたけれど)、それとも今の感覚では無意味なことを面白がれるのは特権だからなのか、自分でも判断しかねた。しかし音楽映画なら昨年『リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング』などを見ているから、ストームは臭いシャツ着て傲慢だった、なんて証言には、「白人男性」だからそれでも活躍できたのかなと考えてしまった。このドキュメンタリーにそういう視座はない。『エレジー』(1971)のジャケットにつきキース・エマーソンに砂漠ってどこで撮影するんだ?と言われ唯一知っていたサハラを挙げた、『聖なる館』(1973)のジャケットをアイルランドのジャイアンツ・コーズウェーで二人の子どもにスプレーを塗って撮影した、なんて話の数々の後、「妻に子どもを置いて出ていかれたストームは世界のあちこちに出向いての撮影はしばらくできなくなった」とのエピソードが語られる(だから、やっぱり、ヴァルダの『ダゲール街の人々』(1975)は永遠に偉大だ)。その前後にはピーター・ガブリエルの一枚目(1977)や『あなたがここにいてほしい』(1975)のような、後者も撮影は国外だけど、実際にそんなところで!というより実際にそんなことを!の方に重きが置かれた仕事が語られる(後者よりも前者について、コンタクトレンズ入れて撮ったんだ!というのが私には衝撃だった)。ポップミュージック

マフスのはてな
●02/08 07:09
2025-02-06■【いよいよ開催間近のグリーン・デイ待望の来日公演!】各公演のサポート・アクトが発表!大阪公演に岡山の3ピースロックバンド炙りなタウン名古屋、横浜各公演におとぼけビ〜バ〜が出演!※各公演共にサポート・アクトは開場時間中の出演となります。https://t.co/r6fwKo9Xr1@GreenDay… pic.twitter.com/JWs23SAs85— Creativeman (@CMP_official) 2025年2月6日よっしゃ! グリーン・デイの横浜公演でおとぼけビ〜バ〜も観られる! 昨年夏のグリーン・デイの全米スタジアム・ツアーでリンダ・リンダズがフロントアクトとして帯同していたのの延長線上にある、現在進行形のパンク・バンドの選出で嬉しすぎる。おとぼけビ〜バ〜はマジでライヴも最高ですからね。演奏時間は30分程度だろうけど矢継ぎ早に10数曲は聴けるはず。大阪・岡山公演のサポートで炙りなタウンが大抜擢されているのも素敵。男性バンドで固められるより全然いいよ。pikao 2025-02-06 13:25 読者になる広告を非表示にするもっと読むコメントを書くリンダ・リンダズの新曲の「Let's Go」って、エレクトリック・ギターのトーンも相まって少しだけプリテンダーズの「Middle Of The Road」っぽいすよね(それとゴーゴーズの「Get Up And Go」)。ちなみにリンダ・リンダズは初期のカヴァー・バンド時代にプリテンダーズの「Mystery Achievement」をカヴァーしていたとのこと。というか「Mystery Achievement」を改めて聴いてみて思ったけど、たぶんビキニ・キルの「Rebel Girl」ってこの曲を下敷きにしてますね。【いよいよ開催間近のグリーン・デイ待望の…

Jorge OSHIRO (bigfoot_0202)|note
●02/08 05:19
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タレ日記
●02/07 23:59
あとは、何と言ってもティルダ・スウィントン×ジュリアン・ムーアの珠玉のアンサンブル!聡明で洗練されていて、美貌もキャリアも持つ2人の組み合わせがもたらす圧倒的説得力!常に微笑みを浮かべながら友の話を傾聴するジュリアンの演技はさすがティルダのご指名。2人の共演作、もっと観たいなぁ。

JIMMY JAZZ BLOG
●02/07 19:18
2025年2月5日 0第二のミッション:コストコ尼崎時間があれば、IKEAドライブのついでにコストコ尼崎も寄ろうと思ったのに、時間が押してしまい、二番目に行きたい場所コストコは次週に持ち越しとなった。  コストコでカートてんこ盛りの爆買いして、でっかい車に積んで帰って、でっかい冷蔵庫にぶち込む、みたいな頼り甲斐のあるビッグなダディって憧れるよね。こういうのは小さい子供のいる大家族のうちにやっとくべきなのだが、いかんせん子供を育てるにはやれ携帯代だの学費だのと出費がかさむ。爆買いするほどの金銭的余裕も心理的な余裕もない。やっと子供が手を離れたと思ったら、みんなさっさと家を出て帰ってこないので、食料を爆買いするほど必要ない。我が家のテレビはでっかいが冷蔵庫は小さい。それでもやってみたいのだ、コストコで爆買いを。  例によってタイムズでMAZDA3を借りる。すでに一度予行演習(?)でコストコまで夜ドライブしていたのだが、その時はヤリス搭載ナビの言うとおりにしてたら、神崎川沿いの暗くて細い道を通らされてめちゃめちゃ怖かった。わたしはどうにもナビというやつが苦手だ。そこで今回は慎重に路上教習でよく通った知ってる道を使うことにした。到着して一階の駐車場に停めようとしたら、後ろからプップーと鳴らされたので怖くなって二階駐車場への急斜面を上る。この坂も結構怖かった。さっきからトイレに行きたい、急いで停めなくては!コストコ入口エスカレーターからはかなり離れた空いてる場所に駐車っ!例によってかなりはみ出ているが許せ!  青いバナナと冷凍サバと今夜の夕飯用にジャージャー麺を購入。フードコートでドリンクバー付き180円のホットドッグを買って食べる。安くて美味いが紙ナプキンくらい置いといて欲しいぞ!  IKEA鶴浜もコストコ尼崎も、タイムズカーシェアで行って60分以上駐車すると、15分無料のカー

本と奇妙な煙
●02/06 12:39
2025-02-04THE STONE ROSES DOCUMENT: ザ・ストーン・ローゼズ、その熱狂と静寂と復活の全記録Rock Punk music90年代の主役はオーディエンスなんだよ『セカンド・カミング』、ツェッペリン1995.4『石と薔薇』レビュー 渋谷陽一胸躍る"予感"の50分間 川崎和哉リヴァプール沖の小島に3万人集結ロックンロールは何故キミに「届く」のか95年7月24日インタビュー編集後記 増井修THE STONE ROSES DOCUMENT: ザ・ストーン・ローゼズ、その熱狂と静寂と復活の全記録ロッキング・オン90年代の主役はオーディエンスなんだよ1990.4●(略)80年代の音楽にはどんな影響を受けてるんですか。J(ジョン)「えっ?80年代の音楽?そんなものがあったなんて知らなかった。もしあったんだったら、よく解るように説明してくれよ」I(イアン)「(笑)80年代の音楽シーンで僕らが興味のあったのはダンス・ミュージックの機能性って言うか、オーディエンスとの距離を縮小するという効果のみだったんだよね。その他の音楽性の面ではすごく貧弱な時代だったと思う」J「80年代はさ、人々が"音楽は本来楽しむべきものだ"という事実を忘れ去ってしまってた時代だったと思うよ。アーティストの自意識が内へ内へと屈折してだんだんオーディエンスから離脱し、外部へ働きかける力を失ってしまってたんだ。僕らが80年代のアーティストをあまり評価してないのはそのせいなんだよね。このままじゃ音楽[ロック]はダメになると思ったんだ」●そういえば今年の初頭になって急にサンデイズ、ペイル・セインツ、インスパイラル・カーペッツといった有望な新人が出現し始めましたよね。個人的には彼らをどう評価してますか。J「僕、サンデイズって耐えられない!!」●えっ?どうし

居眠りきつねのジミー
●02/05 07:35
Saku MACHINO:ラフカディオ・ハーンv2 (02/04)1

マッスルノート
●02/02 11:56
2025-02-02ecrn award 2024 更新報告2回目ecrn award 2024 [民間音楽年間ベスト投稿サイト]早いもので1月も終わり締め切り日となりましたが、休日の兼ね合いなども加味しまして2/4を最終締め切りにしたいと思います。もうちょっと待ってという方がいましたらご連絡ください。佐々木ジョージさんTMYさんamaotomemoさんPOLIさんあと数日ではありますが、よろしくお願いいたします。ecrn 2025-02-02 01:32 読者になる広告を非表示にするコメントを書くもっと読む最終更新: 2025-02-02 01:32ecrn award 2024 更新報告2回目2025 / 2

西東京日記 IN はてな
●02/02 05:30
2025-02-01三島由紀夫『宴のあと』読書 国内小説買おうと思っていた本が本屋になくて、「何を読もうかな〜?」と思っていたところ、授業のプライバシーの権利で毎年のように話している三島由紀夫の『宴のあと』が目に入り、今回初めて読んでみました。まず、感想としては単純に面白いですね。ジャンル的にいうと芥川賞でも直木賞でも狙えそうな作品で、描写のうまさとドラマとしての面白さが両方あります。元外務大臣の野口雄賢(モデルは有田八郎)が東京都知事選に立候補して落選した顛末を描いた小説(これが原因で有田からプライバシーの侵害だと訴えられた)で、妻を亡くしていた野口と結婚し、選挙運動を支えた福沢かづ(モデルは畔上輝井(あぜがみてるい))が主人公になっています。かづは、政治家なども利用する料亭・雪後庵の女将であり、さまざまな苦労や男性遍歴を重ねがらこの料亭の主人となったエネルギッシュな女性です。このかづが、元外交官でスマートなインテリである野口と出会い、関係を深めていきます。そして、2人は結婚するわけですが、結婚後にやってきたのが野口を東京都知事選の革新系の候補として担ごうという動きです。最初は野口と一緒の墓に入れたらそれでいいように思っていたかづですが、この話を聞いてかづの闘争心は燃え上がります。そして、雪後庵を抵当に入れて野口の選挙戦にのめり込んでいくのです。この選挙戦とそれにのめり込んでいくかづの様子が本書の読みどころだと思います。理念を語ることしかできない野口に対して、かづはエネルギッシュに大衆の中に飛び込んでいくわけですが、そうした選挙戦は保守陣営の得意とするところでもあり、この地上戦にかづは参謀の山崎とともに夫の野口を置いてきぼりにして踏み込んでいきます。なまじ料亭で政治の世界を知っているからこそ、かづは選挙にはまっていくわけです。こうした日本における

Everything You’ve Ever Dreamed
●01/29 14:10
2025-01-28絶対にしくじってはいけない案件を失注した。仕事 サラリーマン終活 給食営業マン 日記僕は食品会社に勤める営業部長だ。まだ給食営業の仕事も続けている。昨年12月頭に、得意先の紹介でとある静岡県のメーカーE社の社員食堂の案件が飛び込んできた。E社は現在委託している給食会社が一年間で三回も値上げを打診してきたのをきっかけに交渉が決裂、4月から運営してくれる会社を探しているという。取引先の手前、絶対にしくじってはいけない案件だった。E社の担当者との初めての面談で3社に声がけしたと伝えられた。僕は、70食程度の小さい社員食堂とはいっても年末年始が入るので時間がないこと、提案や試食等の選定を急ピッチで進める必要があること、取引確認や調査は先行して勧めてほしいことを依頼した。で、順調に企画提案とプレゼンをクリアして最終候補の1社に残り、試食会を実施する段階になった。担当者は「最終確認です」と言った。担当者からは6名参加と告げられた。「飾ることなく普通に社員食堂で提供される内容の食事」を依頼された。依頼に応じて、交渉してクライアントの協力を得て現在受託している社員食堂で実施することになった。その社員食堂で実際に提供している食事を試食してもらうのだ。担当者から「これで公正な評価ができます」と感謝された。当日の朝に担当者から連絡があり、参加メンバーの一人が体調を崩し、もう一人が別件で参加できなくなったため4名参加になったことを告げられ、加えて、肉と魚が食べられない人間のために特別に主菜を新たに作るよう依頼された。普通に社員食堂で提供される食事内容はどこへ?と思いつつ対応を約束した。試食会場には担当者をいれて3名が現れた。もう1名はどうしたのか、と訊ねると、担当者は私のカウントミスでしたと謝罪した。この人はもしかしてポンコツなのでは?と僕のなかで不安がむくむくと血が

死ぬまでにしたい100のリスト〜Piccoli’s Hatena Diary
●01/29 13:16
2025-01-28ティムオブライエン「虚言の国」村上春樹虚言の国  アメリカ・ファンタスティカ作者:ティム オブライエンHarperCollinsAmazonPiccoli 2025-01-28 16:40 読者になる広告を非表示にするもっと読むコメントを書くティムオブライエン「虚言の国」▼ ▶20252025 / 1

くりごはんが嫌い
●01/28 14:21
2025-01-27ゼロイチではないけれど『殺意の道程』『殺意の道程』を観た。『佐久間宣行のNOBROCK TV』でバカリズムが「ネタを作るときに既存のフォーマットを借りるのがイヤで出来ればゼロイチのものを作りたいと思っている」みたいなことを言ってたが、ドラマの脚本に関していうと、まず原作の脚色(『黒い十人の女』や『ケンシロウによろしく』)の時点でそれは無理だし、デビュー作の『素敵な選TAXI』もいろんなところから『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいと言われたり、なんなら最新作の『ホットスポット』も『ゼイリブ』や『デデデデ』のフォーマットなので、本人が知らなかったとしても何かに引っかかってしまうのは仕方がないことだと思う。『殺意の道程』もそれに当てはまる。話としては自殺した父親を追い詰めた大企業の社長に復讐するため、主人公とその従兄弟が結託して「殺人を計画する」というもの。このドラマにおける「殺人の計画」はハンパじゃない。全7話中、6話までずーっと計画(時に脱線したり)して、ラスト1話で実行するというくらい徹底している。普通のドラマなら退屈になりかねない…ヘタしたら脚本の段階で省くはずの部分…むしろ書いてあったとしてもプロデューサーが「この部分無駄だから切れ!」と言われてしまうところ“のみ”で構成されているので主人公が「張り込みってなんで刑事ドラマでカットされちゃうんだろうね」と言ってバカリズム演じる従兄弟が「退屈だからじゃない?」と返してしまう始末だ。ただ、これも画期的ではあるけれどゼロイチではない。なぜなら森田芳光の『ときめきに死す』とかなり似ているからである。主人公は殺し屋。何ひとつ概要を知らされてない医者がその殺し屋とずーっと生活してくれと組織から言われる。計画はずーっと組織とスーパーコンピューター(今でいうAI)が考え、その間殺し屋は時がくる

イチニクス遊覧日記
●01/25 17:07
2025-01-24初めて漫才を見に行った日記日記 日記1月4日に、初めて漫才を見に劇場へ行きました。なんで行こうかと思ったかはこちら↓行ったのはルミネtheよしもと。新宿のルミネの上の方によしもとの劇場があるというのは随分前から知っていたし、今はわからないけど、かつて新宿で働いていた頃は、よく客引きをしている芸人さんを見かけた。身近なようで、でもずっと行ってみようとはならなかった場所に、こうしてわくわくしながら向かう時がくるというのは面白い。劇場に入ってまず思ったのは「老若男女がいる!」でした。なんとなく、若い男女が多いんだろうな、と思っていたのに、下は小学生くらいからだけど、年配の方もたくさんいた。そういうところが少し「野球場と似ている」とも感じた。席についてしばらくすると、前説の芸人さん(「てまえどり」というコンビだった)が出てきて、お客さんを盛り上げる。声を出させたり手を挙げさせたり、とにかく参加する雰囲気を作っていくんだなと思った。「場内撮影禁止ですけど、この緞帳開くまではOKなんですよ~(ということは?)」みたいに煽ってくれたので私も写真を撮りました。公演のトップバッターはマユリカ。元体操部の中谷さんがバク転をしたり*1、30秒倒立を成功させたりして会場が沸いたところで漫才がスタート。この1年ちょっと、見れる出演番組はほとんど見ていたし、ラジオも過去ログすべて聞いてある程度のイメージが固まっていて、今日のネタ(結婚相談所の話)も見たことがあったけど、初めて生でみてまず思ったのは、声が通るということだった。2人とも生でも何を言ってるかくっきりはっきりよく見える(聞こえるっていうか見えるって感じ)。2番手はニッポンの社長。この日唯一のコントでマヨネーズ会社の就職面接のネタ。ニッポンの社長だな~という感じのネタでとても面白かった。3番

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