GattoManoのｱﾝﾃﾅ - はてなｱﾝﾃﾅ

▽ほぼ日刊ｲﾄｲ新聞
●01/12 12:05
･薬学者､脳研究者の池谷裕二さんにはじめてお会いしたのは､20年以上も前のことでした｡いま数えてみたら池谷さんが30歳ちょっと､ぼくもまだ50歳ちょっとのころだったんですね｡そのころ､池谷さんがなにかと語っていたのが｢脳には可塑性がある｣ということでした｡このことは､池谷さんの大きな研究ﾃｰﾏですが､ぼくにも大きな影響を与えたんですよ｡ふだん､日常で｢可塑性｣ということばは使いませんが､意味は通じますよね｢変化する､変化できる｣ということ｡粘土をこねてなにかをつくる感じをｲﾒｰｼﾞしてます｡｢こねてつくる｣のは､型に嵌めてつくることや､彫り出したり削り出したりしてつくるのとはちがいます｡早いはなしが､｢可塑性｣があるんですよね｡｢脳には可塑性があるんです｣というのは重要なことです｡そのことをとても大事なことと感じたぼくは､勝手に｢たいていのものには可塑性がある