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猫を償うに猫をもってせよ
●03/10 15:31
2025-03-10河野多恵子の謎戦後の売れた歌、モノ、本を並べた雑書を見ていたら、1971年のところに河野多恵子の『回転扉』があった。これは三島事件のころに「新潮社純文学特別書き下ろし作品」として濃紺色の箱入りで出た本だ。それで『河野多恵子全集 第六巻』を図書館で借りてきて読み始めた。真子(まさこ)という40代の人妻が主人公で、子供はなく、かつて長沢という夫以外の男と情事を持ったことがある。最後は、別の夫婦とスワッピングみたいなことをすることになる。それが戯曲形式で表されている。いつもの河野多恵子で、大して面白くないが、情事とかスワッピングとかフェラチオとかいう性的な話が出てくるのでベストセラー・リストに入ったのだろう。描写は一貫して突き放した冷たい感じで、主人公に感情移入させないが、この全集本には当時の文藝時評が載っていて、佐伯彰一、秋山駿、日野啓三、小島信夫、加賀乙彦、清水徹

半蔵商店
●03/07 15:03
2025_03_04 火■ちょっとアイスランド行ってきました■2/26から3/3までアイスランド旅行でした。が、同国に泊まったのは三泊。アイスランド旅行と呼べるような時間は、実質72時間くらいしかなかったんじゃないでしょうか。これって、ヨーロッパに住んでる人のアイスランド観光だよね。わざわざ日本からやってきてこれは短い。せめて四泊したかった。でも、おれがこの旅行を申し込んだタイミングってこの二月の第一週なんだよね。まさに、予約の駆け込み乗車。海外旅行だったらもっと前から準備するだろ普通、と、おれ自身も思う。いろいろあって直前の予約となってしまったので、旅行代金も上がってしまい、四泊だと予算オーバーとなり、けっきょく三泊となったわけです。それでもかなり割高な旅行となりましたが、だとしても行っておかないとさ。来期からは休みの取れない部署に配属されるかもしれないじゃん? そんなとき、「

アフター・カーニバル
●03/07 13:04
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わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
●03/03 16:50
「悪の美学」――魅力的な悪役の作り方『荒木飛呂彦の新・漫画術』「悪役が物語を面白くする。魅力的な悪役がいることは名作に欠かせない条件だ」―――累計発行部数で1億2千万部を超える『ジョジョの奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦は、こう喝破する。優れた知性やカリスマ、才能と意志の強さ、あるいは独自の哲学を持つ悪役は、単なる「倒されるべき存在」ではない。バットマンに対するジョーカー、ルークにとってのダースベイダーのように、主人公との対立構造をよりドラマティックに仕立て上げ、物語の魅力を大きく引き上げる肝と言える。しかも、悪役は人である必要はない。荒木先生に言わせると、あらゆる物語は「主人公 vs. 悪役」の構造になっている。主人公の目的や望みを阻むものであれば、なんであれ「悪役」とすることができる。ドキュメンタリーなどでは、社会システムや法制度が「敵」になることだってありうる。なぜ「悪役」か?

内田樹の研究室
●02/21 23:46
守先生3月のご予定

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