▽官庁エコノミストのブログ ●03/12 22:20 景気変動と物価変動を抑えるコストはどれくらいか?2025年3月12日 (水)景気変動と物価変動を抑えるコストはどれくらいか?最近、全米経済調査会(NBER)から "How Costly Are Business Cycle Volatility and Inflation? A Vox Populi Approach" というワーキングペーパーが明らかにされています。マクロ経済政策のひとつの目標が、景気循環や物価上昇などの経済変動を抑制することにあります。でも、どこまでコストをかけるか、については議論が分かれるところです。この論文ではWTP=Willingness to Payをアンケート調査で把握することにより、こういったコストの目安を分析しようと試みています。まず、論文の引用情報は以下の通りです。Georgarakos, Dimitris et al. (2025) "How
▽池田信夫 blog - ライブドアブログ ●03/12 16:20 2025年03月12日10:52経済トランプ政権の怪人スティーブン・ミランの提案する「マールアラーゴ合意」の危ない内容トランプ米大統領の関税政策は、カナダなどの報復をまねき、それに対してアメリカが50%の関税をかけるなど大混乱になっているが、彼の理論武装となっているのが、大統領経済諮問委員会(CEA)委員長になったスティーブン・ミランという人物の「最適関税」理論である。彼はボストン大学を出てハーバード大学で博士号を取り、ヘッジファンドのシニアアナリストになった。経済学者としてのキャリアはなく、その理論は常識では理解できないが、まずその内容を紹介しよう。彼の理論を包括的に書いているのが、2024年11月に発表したグローバル貿易システムを再構築するための手引き、通称マールアラーゴ合意である。彼はこの論文で持続的ドル高がもたらす経済不均衡の是正に向けたロードマップを提示した。アメリカ
▽himaginaryの日記 ●03/12 00:44 2025-03-10スイスの国内重視銀行における金利リスクの事例というスイス国立銀行のノートをMostly Economicsが紹介している。原題は「The case of interest rate risk at domestically focused banks in Switzerland」で、著者はJayson Danton、St〓phane Riederer 。A fundamental economic function of the banking system is maturity transformation. This occurs when banks use short-term deposits (which can be withdrawn quickly by customers) to fund long-term loans (which ar