▽池田信夫 blog ●03/11 16:33 2025年03月11日16:29本AIが人間を超える「シンギュラリティ」は実現するか著者の2005年の本『シンギュラリティ』は物笑いの種だった。シンギュラリティ(特異点)とはAIが人間を超える点で、それを超えるとコンピュータがコンピュータを作り出し、人間を支配する「人工超知能」ができる、というテクノ・オプティミズムだった。だがAIの学会では2018年になっても、機械が人間レベルの知能を獲得するのは2060年ごろだろうと予測していた。しかし2024年に出版された本書は、もう笑い物ではない。それは2022年に発表されたチャットGPTのインパクトが大きかったからだ。機械学習はニューラルネットで画像や音声のパターン認識をするだけだったが、GPTの大規模言語モデル(LLM)は、ニューラルネットを自然言語処理に応用して、人間と同じ文章が書けるようになった。この経済的なインパクトは大きい。ホワ