chihiryouのアンテナ
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▽傘をひらいて、空を●01/29 02:19 2025-01-28走馬灯を長めに見たいあー、死んだ。早いよお、もうちょっとがんばってほしかった。彼が言う。オーブンレンジを前にして言う。数ヶ月前からオーブン機能があやしくなり、今日とうとう電子レンジがつかなくなったのである。わたしはこたえる。早いってことはないでしょ。十年近く前のやつだもん。彼は真顔になり、それからレンジの側面の製造年を確認して、ほんとだ、とつぶやく。わたしにもその傾向があるのだが、彼はなにしろなんでも忘れる。言われれば思い出すが、自分で思い出す記憶に細かい時系列がなく、十年ほどがひとまとまりの薄ぼんやりしたイメージとして想起されるようである。完全に頭からなくなっているのでもないので、「過去が雑」といったほうが正確かもわからない。そんなだからこの家に引っ越してくるときに買ったレンジは「ちょっと前に買った」感覚であったらしい。年のせいではない。昔からである。
▽イチニクス遊覧日記●01/25 17:07 2025-01-24初めて漫才を見に行った日記日記 日記1月4日に、初めて漫才を見に劇場へ行きました。なんで行こうかと思ったかはこちら↓行ったのはルミネtheよしもと。新宿のルミネの上の方によしもとの劇場があるというのは随分前から知っていたし、今はわからないけど、かつて新宿で働いていた頃は、よく客引きをしている芸人さんを見かけた。身近なようで、でもずっと行ってみようとはならなかった場所に、こうしてわくわくしながら向かう時がくるというのは面白い。劇場に入ってまず思ったのは「老若男女がいる!」でした。なんとなく、若い男女が多いんだろうな、と思っていたのに、下は小学生くらいからだけど、年配の方もたくさんいた。そういうところが少し「野球場と似ている」とも感じた。席についてしばらくすると、前説の芸人さん(「てまえどり」というコンビだった)が出てきて、お客さんを盛り上げる。声を出
▽双子座ダイアリー●01/06 11:16 今回の旅の目的は30年来読みつぶしてきた太宰の足跡をたどりたかった旅でしたので、次に目指すのは金木町、斜陽館。斜陽館に入ろうとすると、隣の津軽三味線の館の定期公演の時間なので、そちらを優先した方がよいと言われ、言われるがまま津軽三味線館へ・・・生の名人の方々の舞台を我が家夫婦二人だけで聴かせていただくという大変贅沢な体験をさせていただく。途中で、紙吹雪も降ってきたりして、演出も素晴らしい。これまで三味線の音ってテレビとかラジオなどでしか聞くことがなかっただけれど、直に聞くとこんなに鼓膜に振動が伝わるのか!と思うほど、ビンビンとした振動が鼓膜に届く。続いて入った斜陽館は豪邸、本当にここで暮らしていた人たちがいたたのかしら?と感じるくらいの豪邸。太宰の身の回りのものが多く展示してあるコーナーを眺めて、初めて生身の津島修治がここで暮らしていたのだなという実感が湧いてくる。二階の広間のソファに寝
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