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▽akihitosuzukiの日記●12/16 10:10 鈴木晃仁2013-12-16
悪魔憑きと20世紀の精神医学
ワラスロフ・イヴァシュキェヴィッチ『尼僧ヨアンナ』関口時正訳(東京:岩波文庫、1997)を読み直して、20世紀の精神疾患をめぐる文化の構造を考える。
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『尼僧ヨアンナ』は、20世紀ポーランドの作家のイヴァシュキェヴィッチが1943年に執筆し、46年に出版した中編小説である。17世紀フランスのルーダンで起きた悪魔憑き事件を、時代はそのままで舞台をポーランドに移す変更を加えて、語り直したものである。いちいち確かめたわけではないが、歴史上の事件にある程度忠実に取材して書かれた創作で、作品中の「ルーディン」は実際の事件の「ルーダン」に、主人公である神父で祓魔にあたるイエズス会士のユゼフ・スーリンはジャン・ジョゼフ・スュランに、尼僧長のヨアンナはジャンヌ・デ・ザンジュにそれぞれ対応する。
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「解説」でも触れられているが、20世紀の精神医学におけ
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