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▽mmpoloの日記●03/12 07:26 2025-03-11ジョン・スタインベック『チャーリーとの旅』を読む文学ジョン・スタインベック『チャーリーとの旅』(岩波文庫)を読む。副題が「アメリカを探して」、スタインベックが老犬チャーリーと共にアメリカを一周した旅行記。荒川洋治が書評で「20世紀紀行文学の代表作」と褒めていた。荒川の書評の一節、ニューヨークからカナダ国境付近まで北上。そこから西へ転じ、ロッキー山脈を越えて、太平洋沿岸へ。故郷に立ちより、テキサス、ニューオーリンズを経て、ニューヨークに帰る。2か月半で、34の州を回った。その間、スタインベックだと気づいた人はいなかった。自由な旅ができた。これは1960年、スタインベックが58歳の時、その後ノーベル文学賞を受賞する。私は高校生のとき『怒りの葡萄』を読んだきり、60年ぶりくらいのスタインベックだった。誰も著名は作家だとは気づかなかった旅、だから事件は起きないし、様々
▽風の旅人 編集便り 〜放浪のすすめ〜●03/11 04:15 2025-03-09第1544回 海に囲まれた島国ならではの歴史歴史 風土 自然(丹後の立岩。蘇我と物部の戦いの時、聖徳太子の弟の麻呂子親王に鬼が追い詰められた場所。)日本は海に囲まれた島国。この国の歴史を考える時、海人勢力のことを無視することはできない。そもそも縄文時代、糸魚川の翡翠が北海道から沖縄に流通していたり、八ヶ岳や隠岐や神津島の黒曜石も、日本の至るところで発見されているように、海と川のルートによって、日本各地が結ばれていた。大陸から大挙して渡来人がやってきた時も、彼らの道案内は、日本中を網の目状に張り巡らしている河川や、太平洋および日本海の航海に長けた勢力であっただろう。この勢力は、特定の氏族ということではなかった。後の海人族として知られる安曇氏などは、紀元500年以降に成立した氏姓制度によって職能に応じて姓が与えられたのであって、安曇氏というのは、古代から日本の
▽ワインとごはん●03/10 16:57 この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。
▽猫を償うに猫をもってせよ●03/10 15:31 2025-03-10河野多恵子の謎戦後の売れた歌、モノ、本を並べた雑書を見ていたら、1971年のところに河野多恵子の『回転扉』があった。これは三島事件のころに「新潮社純文学特別書き下ろし作品」として濃紺色の箱入りで出た本だ。それで『河野多恵子全集 第六巻』を図書館で借りてきて読み始めた。真子(まさこ)という40代の人妻が主人公で、子供はなく、かつて長沢という夫以外の男と情事を持ったことがある。最後は、別の夫婦とスワッピングみたいなことをすることになる。それが戯曲形式で表されている。いつもの河野多恵子で、大して面白くないが、情事とかスワッピングとかフェラチオとかいう性的な話が出てくるのでベストセラー・リストに入ったのだろう。描写は一貫して突き放した冷たい感じで、主人公に感情移入させないが、この全集本には当時の文藝時評が載っていて、佐伯彰一、秋山駿、日野啓三、小島信夫、加賀乙彦、清水徹
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