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猫を償うに猫をもってせよ
●12/22 01:21
2024-12-21教育のこととなると母親が買うから曽野綾子の『絶望からの出発 私の実感的教育論』というのが、1975年、私が中学一年の時に出て、ベストセラーになったのだが、どうもうちの母も買っていたような記憶がある。私は読んでいなかったので図書館から借りてきて読んでいるが、特に絶望がどうとかいう内容ではない。単に曽野綾子は三浦太郎という、小説の題材にもした、文化人類学者になった息子を育てた経験からエッセイを書いているだけである。しかし、教育論となるともう母親は夢中になる。ちょっとしたきっかけでベストセラーになる。最相葉月の『絶対音感』(1998)というのも、単なるノンフィクションで、大して面白くもないのだが、かなり売れた。これは井上章一さんが当時言っていたところによると、子供にピアノを習わせているような母親が、どうすれば子供に絶対音感をつけられるかと思って買ったからだという。まあだ

内田樹の研究室
●11/08 23:01
内田樹選集今日はこれから病院ですい臓がんの切除手術の日程打ち合わせである。手術が無事に終わったとしても、もう74歳であるから、相...2024-11-08 vendredi韓国の出版社企画で「無知の楽しさ」という本が出た。韓国の編集者や訳者の朴東燮先生からの質問に私が答えて一冊の本になったの...

まろまろ記
●02/21 03:26
投稿日: 2023年2月20日2023年2月20日2/21(火)、2/22(水) 10-17時大阪グランフロント地下で開催される「イノベーションストリームKANSAI」の公立大ブースで働いています。もしお近くにお越しの際はお立ち寄りくださいhttps://u-fino.com/kansai/出来事メモ (290)(タイトルなし)2023年2月  (1)

ある編集者の気になるノート
●06/08 13:31
みんなの企画モノをまとめ読み
みんなの出版をまとめ読み
みんなの言葉をまとめ読み
みんなのネタをまとめ読み

ラテンアメリカ文学雑記帳――anexo
●10/29 10:34
メキシコの作家フアン・ルルフォの写真展が、メキシコ市の鉄道ミュージアムで開催されている。一九五〇年代の半ばに撮影された62枚の写真が展示されており、ターミナル駅がまだ鄙びた都市の一画だったころの様子を写しだしている。煤けた家並みや、黒い煙をあげながら視界の奥に現れた蒸気機関車、あるいは緩やかにカーブを描きながらどこかへ消えていく無数の線路、どの一枚も美しく、そしてどこかもの悲しげだ。写真家としてのルルフォに注目が集まるようになったのはここ十年ほどのことである。むろん彼の名声は、生前に発表した2つの文学作品、短編集『燃える平原』と長編『ペドロ・

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