書斎の旅人
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▽お父ちゃんのふるほ日記●11/23 05:14 森脇さん2024年11月22日秋がなくて冬『奇怪な銃弾 川合少年探偵物語』 佐川春風 ヒラヤマ探偵文庫 読了佐川春風は森下雨村のペンネームとのこと。三篇が収録。表題作は一応まとまっているが、残りの二つ、「宝石を覘う男」(”ねらう”とルビが降られている。”うかがう”ではないらしい)は長編の冒頭を、「手紙の主」は長編の結末のみを取り出したような作品で、今の目から見ると完成したものとは言えない。しかし、こういう習作のようにもみえる作品を積み重ねて、今の推理小説が出来上がったのだと考えれば感慨深い。あ、でも、三篇とも「二銭銅貨」が書かれた後に発表されたもののようなのですがね。こういう作品を通して、子供たちにも”探偵”ブームが広がって行ったのかな?
▽奇妙な世界の片隅で ●11/17 20:50 kazuouさんとある少女の人生 エドワード・ケアリー『おちび』エドワード・ケアリーの長篇『おちび』(東京創元社)は、後にマダム・タッソーとして有名になる少女マリーの生涯を描く作品です。1761年、アルザスに生まれた少女マリーは、父の死後、母親と共に風変わりな蝋彫刻家クルティウスのもとで世話になることになります。母も亡くなり、クルティウスの弟子兼召使となったマリーは、知り合いの作家メルシエを頼って、クルティウスと共にパリに出ることになります。二人はピコー未亡人の家に下宿することになりますが、クルティウスの才能を見た未亡人は彼の才能を使ってのし上がろうと考えます。マリーを疎む未亡人は、マリーを完全な使用人としてのみ扱うようになりますが、未亡人の息子エドモンとマリーは互いに仄かな愛情を抱くようになっていました…。蝋人形館を作ったことで有名なマダム・タッソーの生涯を想像力豊かに描いた作品です。貧しい
▽教授の戯言●11/14 20:09 教授2024-11-13『ネモニカ学習帳』第2版『ネモニカ学習帳』の第2版を出しました。変わった箇所をおおまかにお伝えすると、デック初期状態からの組み方について分かりやすく書き直し、Tips2種と練習用の簡単な奇術2つ(どっちも当て物)を追加しています。みんなでメモライズド・デッカーになりましょう。たぶんですけど、いま日本語で読める、メモライズド・デックの取っ掛かり本としてはベストのチョイスなんじゃないかなと思っております。家族が人質に取られていて、「1週間以内にネモニカを憶えろ。さもなくばお前の大切な家族に危害を加える」みたいな脅迫を受けている人以外は、以下の、少しあとのタイミングでお買い上げいただくと少し安いですよ、とお伝えしていたのに、なぜか注文してくださる方はちらほらいて、日本の治安もやばいのだろうか、と思うなどしました。【お知らせ2】Baseのキャンペーンで、11/22-24
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