marie_madeleineのアンテナ
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▽出版・読書メモランダム●12/23 08:15 2024-12-23古本夜話 番外編その五の8 太陽堂書店『これからの室内装飾』浜松の時代舎で、森谷延雄『これからの室内装飾』を購入した。それは厚さが五センチ近いのだが、疲れ気味で、著者名もタイトルも定かに読めないので、時代舎による帯がまかれていた。そこに「建築書の歴史的名著」、大正十六年(ママ)初版、古書価五千円と記されていた。版元は神田区南神保町の太陽堂書店、発行者は照井健伍とあり、日本電建株式会社出版部ではないけれど、初めて目にするものであり、建築実用書の出版は著者や人脈も含め、知らずにいた人間関係が絡んでいるように思われた。それは戦前に求龍堂などに在籍していた山本夏彦が、戦後にやはり建築実用書の工作社を設立し、雑誌の『室内』も創刊していくのだが、実用書だけでなく、そうした出版人脈と交差しているのではないだろうか。(『これからの室内装飾』)それでは著者も版元も初見なのにどうし
▽イル・サンジェルマンの散歩道 ●12/01 14:43 11 | 2024/12 | 011 2 3 4 5 6 78 9 10 11 12 13 1415 16 17 18 19 20 2122 23 24 25 26 27 2829 30 31 - - - -
▽オシテオサレテ●10/18 20:10 2024-10-17ホメロスの人々 ウィリアムズ『恥と運命の倫理学』第2章恥と運命の倫理学:道徳を乗り越えるためのギリシア古典講義作者:バーナード・ウィリアムズ慶應義塾大学出版会Amazonバーナード・ウィリアムズ『恥と運命の倫理学:道徳を乗り越えるためのギリシア古典講義』河田健太郎、渡辺一樹、杉本英太訳、慶應義塾大学出版会、2024年、25– 59ページ。本書の第2章「行為者性のいくつかの中心」で、著者はホメロスの『イリアス』と『オデュッセイア』を取り上げ、主としてブルーノ・スネルの見解に反論している。スネルの『精神の発見』やドッズの『ギリシァ人と非理性』と同じく、最高水準の古典研究の面白さを味わうことができる。引用も選び抜かれており、一個の文学作品のようだ。スネルによれば、ホメロスの叙事詩の登場人物たちは、意思決定をし、行為することをしない。それは、ホメロスの登場人物た
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