▽技術系サラリーマンの交差点 ●03/13 00:20 March 20252025.03.11分析化学の世界を絵にしたら分析業界の皆さんの中には、LC/MSひとすじとかSEM-EDXのみといった方もおられるでしょうが、複数の分析手法を使う人も多いのではないでしょうか。自身が使う手法が一つだとしても、他の分析手法による結果も踏まえてデータを解釈することがあるのでは。各分析手法はバラバラなようにも見えますが、何かの秩序で整理できそうにも思えます。「世の中に数ある分析手法を一枚の絵にまとめたい!」と私はずっと考えてきました。たとえば電磁波を使う分析法は、波長が短いγ線・X線から長波長のマイクロ波まで、つまりGe半導体検出器からNMRまでを一本の線の上に並べるとか。クロマトグラフィーと質量分析はすごく相性が良いから太い線で結ぶとか。ICPとXRFとボルタンメトリーはそれぞれ全く違う原理の手法だけど、無機元素の分析に使われる点では共通して