mizenのアンテナ
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▽奇妙な世界の片隅で ●12/21 16:34 呪いと笑い ヴィルヘルム・ブッシュ採話『黒いお姫さま ドイツの昔話』ヴィルヘルム・ブッシュ採話『黒いお姫さま ドイツの昔話』(上田真而子訳 福音館文庫)は、風刺的な絵本『マクスとモーリツ』で知られるドイツの画家・作家ブッシュが若き日に収集した民話から、何篇かを紹介した昔話集です。悪魔の呪いで死んでしまったお姫さまが真っ黒に染まった姿になり恐ろしい行為を働くという「黒いお姫さま」、へんてこなキツネを見つけた百姓が王さまにそれを見せて褒美をもらおうとする「かしこい百姓」、かぶると体が透明になる小人のぼうしを手に入れた羊飼いを描く「小人のぼうし」、王子が旅先で囚われのお姫さまを助けるもののトラブルに巻き込まれるという「金のくさりをつけた王子さま」、食いしん坊で人の家の食事を平らげてしまうばあさんが懲らしめられる「スリクシェばあさん」、嘘つきのヤギが痛い目に会う「しょうがないヤギ」、大男にさ
▽基本読書●12/20 20:52 2024-12-20《三体》の劉慈欣による、現時点での最新作を含む、最新&傑作短篇集──『時間移民』SF 献本御礼時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ作者:劉 慈欣早川書房Amazonこの『時間移民』は、『円』に続く劉慈欣のSF短篇集だ(早川書房から刊行のものとしては)。収録作は13篇で、90年代に書かれた作品から、2018年発表の現時点では最新作となる短篇まで幅広くおさめられてい…SF (789)献本御礼 (200)
▽馬場秀和ブログ:So-net blog●12/20 14:12 2024年12月(6)『黙れ、子宮』(ケダゴロ、下島礼紗) [ダンス]2024年12月14日は、夫婦でKAAT神奈川芸術劇場に行ってケダゴロの最新作を鑑賞しました。韓国国立現代舞踊団のメンバーと共に踊る子宮とキンタマをめぐる冒険。下腹部に抱えた太鼓を子宮に見立て、それを睾丸に見立てた金玉で叩きまくる。小道具の巧みさに驚かされます。何といっても舞台を覆うくらい巨大な白い布を様々な演出で使い倒すのが素晴らしい。巨大な紅い旗を振り回すシーンも強烈。即物的シモネタを別にしても、イジメや暴力や女性差別の表現が鋭い。韓国国立現代舞踊団のメンバーに日本の民謡を歌わせるなど色々な意味で気まずい思いを強要する演出が多く、先日見た『代が君・ベロベロ・ケルベロス』もそうでしたが、いっとき盛り上がった観客に冷や水をかけ困惑させるのが得意なようで、かなり好きです。[キャスト他]振付・演出・構成: 下島礼紗
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