▽shorebird 進化心理学中心の書評など ●02/08 09:15 2025-02-07War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その101第12章ではどのように歴史を科学として捕らえるべきかが語られる.まずトルストイの古典物理的な取り組み,英雄史観の否定が紹介された.ここからターチンの立場の説明が始まる.第12章 戦争と平和と素粒子 歴史の科学 その2トルストイのアイデアを全て肯定する必要はない(結局「戦争と平和」は100年以上前に書かれた本だ).しかし彼の「数多くの個人の行動を統合することによって歴史の科学は構築される」という議論は現代の社会学者に受け入れられているし,正しいだろう.個人のミクロな行動からどのようにマクロな社会ダイナミクスを推論するかは今日の社会学の中心的な問題の1つだ.そこでは統計物理とのアナロジーに説得力があるだろう.帝国の興亡の科学の理論的枠組みも同じように構