▽ENDING ENDLESS 雑記帖 ●02/08 10:53 2025-02-08映画『ベルサイユのばら』映画『ベルサイユのばら』を観てきた。マリー・アントワネットとフェルゼンの結末が簡略化されすぎているとか、挿入歌が多すぎないかという不満はある。だが、長年にわたりヴァージョン違いや外伝をあれこれ作りすぎて物語の肝を見失った例も散見された今世紀の宝塚歌劇版に比べると、1970年代に発表された池田理代子原作漫画の芯をとらえていたと思う。オスカル、アンドレ、アントワネット、フェルゼンという主要4人のキャラクターは描けていたし、ジェロ―デル、アランなどの脇役の使い方も適切だろう。宮廷と平民の格差など歴史的経緯もきちんと入れこんでいるし、戦闘の無残さもとらえている。あの長い話を2時間程度という限られた尺に収める脚色としては、及第点以上だったといいたい。この映画をベースにしたより長尺なヴァージョンのドラマをネットで見たいと思った。また、バラが散ってひらひら舞うなど、しばしば出てくる現実から離れたイメージシーンに関しては、『ベルばら』が映画化されたという事実と同時に、“少女マンガ”が映像化されている! という感覚が味わえて面白かった。Song Collection from The Rose of Versaillesアーティスト:澤野弘之エイベックス・ピクチャーズ株式会社(Music)AmazonThe Rose of Versailles Original Soundtrackアーティスト:澤野弘之,KOHTA YAMAMOTOエイベックス・ピクチャーズ株式会社(Music)Amazon-最近noteにアップした過去原稿メカとある種の征服欲が結びついた男の子体質が彼を写真に向かわせる――フォトグラファー福山雅治の実力(2007年)Xはなぜ笑えるのか?――無限の可能性を持つ、ゼロ年代のX JAPANパロディ(2008年)渡辺美里とTM NETWORKが象徴した80年代――女性の時代とディズニーランド(2008年)こちらからどうぞ(https://note.com/endingendless)ending 2025-02-08 10:53 読者になる広告を非表示にする映画『ベルサイユのばら』