▽いつか感じたキモチ ●03/30 07:13 Bondage Model その8・縛スケッチの女絵師2025年 March 28日電車の中。斜め向かいの席に座った女性が美人さんだった。お、いい女。車内は空いていた。今なら大丈夫だろう。芹沢樹里(せりざわじゅり)は膝の前に持っていたキャンバス地のショルダーバッグを開けた。いつも持ち歩いている B5 サイズのスケッチバインダーと鉛筆セットを取り出す。膝の上に置いてページを開いた。女性を直視しないよう注意しつつ、さらさらと線を引いてゆく。頭、肩。第2ボタンまで開いたブラウスと鎖骨のライン。後ろに流れるセミロングの髪。4つ目の駅で女性が降りて行ったときには、胸から上のラフが描けていた。うん、こんな感じかな。樹里はさらに線を追加していく。バストの上と下。脇を少し締める。この食い込む感じがいいのよね。背中に回した手。右手と左手。肩の後ろに見える指。高手小手なんてもん