SETUNAIアンテナ
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▽奇妙な世界の片隅で ●01/18 08:42 さまざまな未来 H・G・ウエルズ『タイム・マシン 他九篇』H・G・ウエルズ『タイム・マシン 他九篇』(橋本槇矩訳 岩波文庫)を読了。代表作「タイム・マシン」を始め、ウエルズのSF・幻想小説が収録された短篇集です。「タイム・マシン」時間飛行家は、友人を集めた場で、時間を移動するタイム・マシンを開発したことを語ります。さらに実際に未来に行ってきたというのです。八十万年後の未来では、人類の子孫は二つに分かれており、異様な社会を形成しているというのです…。いわずと知れた、時間旅行ものの不朽の名作です。超未来を訪れた時間飛行家がその時代の異様な社会を見ることになります。地底に住む醜い種族モーロックと地上に住む天使のような種族エロイが、もともと現代の労働者階級と資本家階級の成れの果てではないか、という文明批評的な視点もありますね。さらにモーロックとエロイの時代よりも遠未来、三千万年後に行く
▽猫を償うに猫をもってせよ●01/06 18:16 2025-01-06「絶望の裁判所」半分まで読んだ感想瀬木比呂志という、元裁判所の判事で、明大教授に転じた人が十年前に書いた『絶望の裁判所』(講談社現代新書)が売れているというので図書館から借りてきたが、妙に読みにくく、半分で挫折した。この人は、日本の裁判所は海外に比べてひどいとか、2000年以後ひどくなっていると言いたいらしいのだが、私は裁判所というのは人間主義的な発想で動いているのではなく、判例に基づいて非人間的な判断をするところで、それを適宜利用するしかないと思っているのと、海外の裁判所がそんなにいいとも思えないので、この著者はアメリカに留学したことがあるというが、それはアメリカの裁判所のいいところだけを見ているんだろうと思った。それに、官僚の世界というのも冷酷非情な人間でないと務まらないと考えているので、この人はそれが合わなかったんだろう、とも思う。実際には大学教授の世界もそ
▽整腸亭日乗●01/02 18:49 次点:ナミビアの砂漠(山中瑶子)
▽今日のあぶく●12/20 06:42 アントニイ・バークリー『地下室の殺人』(佐藤弓生訳、創元推理文庫)が発売になりました。新居に越してきた新婚夫妻が地下室の床下から掘り出したのは、若い女性の腐乱死体だった。被害者の身元も分からず糸口さえつかめぬ事件に、スコットランド・ヤードは全力をあげて捜査を開始した。モーズビー首席警部の地道な捜査を描く「被害者探し」の前段から、名探偵ロジャー・シェリンガムの登場を待って物語は新たな展開をみせる。探偵小説の可能性を追求しつづけるバークリーが、作中作の技巧を用いてプロット上の実験を試みた、『最上階の殺人』と双璧をなす円熟期の傑作。解説 大山誠一郎/真田啓介◇
▽富士日記 2.1●12/12 07:04 上記以外で、宮沢個人宛にメールをくださる場合は、
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