▽翻訳のヒント|株式会社ミドリインターナショナル ●12/01 22:46 2023年12月 翻訳のヒント(英訳)- 「翻訳における人間の介在」特許明細書の文章に限りませんが、和文英訳の際、特に、主語の設定の仕方によって訳文のニュアンスが変わります。例えば、次の原文「本発明のセラミック組成物に含まれる鉛化合物の融点は100°Cから120°Cであることが好ましい。」に対し、翻訳者は何通りかの英訳で対応する必要に迫られます。明細書の各場面で訳文の構成方針をいかに立てるのかを、次の各ケースを例に取って説明します。ケース1本発明組成物の各種成分のうち、鉛化合物についての好ましい性質の説明が意図される場合。この場合、話題の中心である鉛化合物を主語にして、その性質を述べる文構造が自然です。The lead compound contained in the ceramic composition of the present invention preferably