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●04/23 11:37
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まず,絵画史一般の問題として,19世紀以前の公式の絵画は,富あるところで制作され,大聖堂や王宮といった制度的至高性の空間に所属し,世界の主体(スュジェ)たる制度的至高性を主題(スュジェ)として表象していたという事実を私達は確認する事ができる*2。この絵画による至高性表象は,制度的至高性の空間と世俗空間との空間的分離に依拠しており,世俗空間とは分離しそれを超越した至高な主題を絵画は表象する。この表象構造を検討するならば,私達は,そこに不可視の法が作用している事に気付かずにはいられない。つまり,美術制度は,制度的至高性に帰属しない主題系,つまり世俗世界の様な等身大の現実を絵画表象の舞台から排除していたのである。バタイユは,マネの『テュイルリー公園の音楽会』のスキャンダルに触れながら,その群衆の激憤が「私達の服装の再現は芸術に対する侵害である」 とする感情に基づくものだったとし

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