第5回「こころの健康電話相談」終了のお知らせ
27の臨床心理士会共催による「こころの健康電話相談」は、予定通り1月31日(土)に
実施いたしました。全国合わせて605件のご相談をいただき、おかげ様で無事終了いたしました。
参加県士会の皆々様、広報にご尽力くださった皆々様、大変ありがとうございました。
本部では、早速お寄せいただいた集計をもとに、統計整理作業等、行なっております。
同時に、報道にご協力くださったマスメディアに対しても、とりあえずの御礼のご報告を
させていただきました。
統計のまとめ方には色々と慎重を要しますが、充分配慮の上、各臨床心理士会並びにマスメディアに、
今回の電話相談の全体的傾向をご報告させていただきたいと思っております。
どうか、今後ともよろしくお願い申し上げます。
総合企画委員会
電話相談部門一同
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臨床心理学は、心に関連した問題を科学的に取り扱うという困難な課題に取り組んでいる「心理学」を土台としています。そのため、心理学的な考え方を身につけるための基礎的勉強から始めます。脳生理学や数理統計などの自然科学から、人と社会との直接的・間接的な関係を問題にする社会科学、それに個人の生きる意味を追求する人文科学など、人の意識・行動に係わるあらゆる分野の理解が必要となります。その上で意識や行動の混乱や支障を来している人に本来の元気な姿になってもらえるよう、援助していく作業に取り組まなければならないのが臨床心理学の役目です。そのために、基礎的学習、実習を含めた専門的な学習が臨床心理学科に準備されています。これらをきちんと学習でき、真に人を愛し、礼節をわきまえかつ柔軟な考え方のできる力が臨床心理学を勉強する条件です。こうした条件をもつ人たちに臨床心理学に挑戦してもらいたいと考えています。
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