葡萄酒と薔薇の日々id:tommyrocksteady 1/3ページ ▽ 偽日記@はてな ●06/09 13:47 2025-06-082025-06-08⚫︎刊行だいたい一年記念(2)、小説集『セザンヌの犬』所収の「ライオンと無限ホチキス」より抜粋。inunosenakaza.comあなたたちがいなくなって何年になるだろう。あの日、ギャラリーのスタッフは鈴がちりんと鳴るのを聞かなかった。あの黒い台は、その滑らかな表面にあなたたちを映すことはなく、ただ、ガラスの外を降る雪だけを映していた。起こしに来てくれる人たちを失ったわたしは、あれからずっと眠りつづけている。あなたたちの部屋の、ケヤキの木が見える窓と反対側の、ベッドの枕の上辺りの天井近くに作りつけられた戸棚のなかには小さなライオンがいることをわたしは知っている。ライオンは昼間眠っていて、夜の間じゅう、戸棚のなかを円を描くようにぐるぐるとまわっている。小さくてものっしのっしと威厳をもって。あなたたちが消えた後も、その習慣はつづいている。だけど、わたしはすべてを知っているわけではなかった。あなたたちが消えてしまった二週間後に、それまでのライオンとそっくりな別のライオンにすり替えられていたことまでは知らない。そのライオンを、二頭目のライオンと言ってよいのかどうかも分からない。戸棚のなかのライオンのすり替えは、これまでも何度も繰り返されてきたことかもしれないからだ。間違いのないことは、それらのライオンがすべてそっくりであることと、どのライオ ▽ ENDING ENDLESS 雑記帖 ●06/07 20:57 2025-06-07ミュージカル『LAZARUS』ミュージカル『LAZARUS』観てきた。いろんな意味でDavid Bowie的な内容だった。ヒット曲集でも代表曲集でもない選曲だけど、使われていない彼の曲を連想させる要素も入っているような。『地球に落ちて来た男』の後日談である本作に、“Space Oddity”に対する”Ashes to Ashes”的な自作批評を感じたりしたLazarus (Musical) -Digi-アーティスト:Bowie, DavidRCAAmazon最近の自分の仕事-伊藤政則が振り返る、プログレッシブ・ロックの時代「『原子心母』は聴いたことがないような音楽だった」(取材・構成) https://realsound.jp/book/2025/06/post-2039789.htmlending 2025-06-07 20:48 読者になる広告を非表示にするミュージカル『LAZARUS』 ▽ jun-jun1965の日記 ●06/05 17:05 2025-06-05日本文化の猥雑な部分「立ち読みの歴史」を読んで、日本文化の猥雑な部分に触れていたら良かったと思った。本文中、西洋には立ち読みがないという過去の日本人の証言に触れて、ないことはない、としているが、実は西洋の新刊書店というのは、日本のそれとは雰囲気が違って、ひどく生真面目な感じがして、そのために立ち読みをするという気分にならない。私はカナダのヴァンクーヴァーの書店しか行ったことはないが、北米では概してこんな感じで、ヨーロッパもそれに近いだろうと思っている。それは本のあり方にも現れていて、西洋には高級文化と低級文化の間の中間文化がない。テレビなどはそれに近いが、書籍でいえば、新書のようなものはない。文庫クセジュというのがあるが、あれは新書の中の「キリスト教入門」みたいなものだ。もっといえば、浅田彰の『逃走論』とか栗本慎一郎の『パンツをはいたサル』とか上野千鶴子の『セクシィ・ギャルの大研究』みたいな、学者が書いた猥雑な本というのが西洋にはない。もっともそういう本が流行ったのは日本でも1980年から2000年ころなので、限定的ではある。あと雑誌のあり方が違う。『ブルータス』とか『ダヴィンチ』みたいな、本のことを扱っているのにひどく猥雑な雑誌というのは、西洋にはない。今はなくなった『噂の真相』みたいな雑誌も、ない。1970年ころから2000年ころまで、日本には女優の ▽ 今日から四百 ●06/03 08:14 2025-05-31フィルムと記憶〜『アイム・スティル・ヒア』(2024)【試写】1970年、リオデジャネイロ。ブラジルの軍事政権末期の実話を元にした映画。ウォルター・サレス監督で第 81 回ヴェネツィア国際映画祭最優秀脚本賞受賞、第 82 回ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞ということでもう観るしかないですね。8月8日公開です。で、終わりでもいいのですが、もう少し。冒頭から、35ミリフィルムで撮られた濃密でやわらかい色彩が心地よい。リオデジャネイロのビーチの、あかるく、湿度を帯びた、濃密な空気。このあかるい濃密さが、パイヴァ家の元国会議員だが現在は政治には関わっていないはずの父が軍事政権に連行された瞬間、牢獄の重々しい濃密さへと暗転します。正直、このフィルムの色彩やテクスチャーだけ味わっているだけでもいいと不埒なことを思ったりもするのですが、ただしフィルムの存在はこの物語の核心へとつながっていきます。というのも、父が軍事政権に拉致されて行方不明となった瞬間に、一家のかつての平和な生活は一気に過去のものになってしまうのですが、父の消息が分からない限り、その過去は埋葬できない過去に、過去になりきれない過去になるのです。妻のエウニセをはじめとする一家は、そのような過去と現在の間のどこでもない時空で生きることを強いられる。それがひたすらに残酷なわけです。そのような過去ならぬ過 ▽ zokkonの日記 ●05/25 01:09 2025-05-24こっちをお向きよ世界〜MAJで思い出した山下久美子先日の晩、NHKを見ていたらいつもと違う番組が始まって、年輩の男性がぼそぼそしゃべり始めました。聞いているとどうやらその男性は細野晴臣で、イベント名はミュージック・アワーズと聞こえましたが、アにアクセントを置いて言ったのでhoursかと思いきやawards、しかも主催者のカタカナ表記はなぜか単数形っぽいアワードなのでした(英語表記は複数形でAwards)。awardはアウォードと読んでほしいものです。できればウォーのほうを強く発音して。それはともかく。ミュージック・アワード・ジャパン Music Awards Japan は、一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会が主催する、日本のグラミー賞を目指した音楽賞。その第1回授賞式をNHKが中継していたわけです。中継は早い段階で見るのをやめてしまったのですが、わりと最初のほうから日本の音楽制作者の海外進出を後押ししたいという意志を前面に打ち出していたのが興味深いと思いました。細野氏を登場させたのも、世界的に人気を得ることに成功したYMOの人という文脈でしたし、他の表彰者も多くが現在進行形で海外進出に取り組んでいる人たちでした。授賞式に文化庁長官の都倉俊一がプレゼンターとして現れたことで、行政からの関与の匂いもそこはかとなく漂ってきますが、 ▽ ultravisitor ●05/18 09:39 2025-05-17第27回 長野マラソン 走ったさる4月20日、長野マラソン走ってきました。長野マラソン走るのは初めてです。評判良い大会なので楽しみ。しかしまた雨予報。丹波篠山マラソン以来、すべてのマラソンが雨なんですけど……。ちなみに3月あたまの丹波篠山マラソンで初のサブ3.5達成、続く3月末の福井さくらマラソンでもサブ3.5いけたので、今回も頑張りたいところ。ただし、1週間前にハーフのレース(芦屋さくらファンラン)走って疲労があったせいで、この1週間は練習控えめ。直近4週間で183kしか走ってなくて、そこがやや心配。でも先週のハーフではPB出せたし、練習はできているはず!結果は、3h 34m 40sでした!サブ3.5ならず!以下は直近3レースの5kごとのペース。丹波篠山マラソン(2025.3) ふくい桜マラソン(2025.3) 長野マラソン(2025.4)0-5k 4m 59s/k 5m 00s/k 4m 55s/k-10k 4m 46s/k 5m 08s/k(トイレ) 4m 55s/k-15k 4m 51s/k 4m 50s/k 4m 52s/k-20k 4m 57s/k 4m 52s/k 4m 53s/k-25k 4m 55s/k 4m 52s/k 4m 53s/k-30k 4m 53s/k 4m 54s/k 4m 59s/k-35k 4m ▽ 整腸亭日乗 ●04/04 08:02 この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。 6.次10> 0.はてなアンテナトップ 8.このページを友達に紹介 9.このページの先頭へ □ヘルプ /お知らせ □ログイン □無料ユーザー登録 □はてなトップ (c) Hatena