▽コラム・イナモト ●11/18 22:49 2024-11-17百年の孤独、同時代ゲーム、千年の愉楽ふと思い立って、ガルシア=マルケスの「百年の孤独」と、その影響のもとで書かれたと思われる大江健三郎の「同時代ゲーム」、中上健次の「千年の愉楽」を続けて読んでみた。いずれも僻地(貶める意図はない)の神話・物語の豊かさを綴った小説である。ガルシア=マルケスの「百年の孤独」は言うまでもなく、二十世紀を代表する傑作だ。本人によると「ソーセージのように売れた」という。マコンドというコロンビアの村のブエンディア一族の百年にわたる物語が語られる。マジック・リアリズム(現実では起こり得ないような魔術的な出来事が現実として書かれること)という手法を世に広めた作品である。百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)作者:ガルシア=マルケス,ガブリエル新潮社Amazon読むのは四回目か、五回目か。初めて読んだのは二十代の
▽無名の一知財政策ウォッチャーの独言 ●11/18 22:40 (2024年11月16日の追記:判決を読む上でこれもあった方が良いかと思ったので、今のドイツ著作権法のテキスト及びデータマイニングに関する権利制限を規定する第44b条と第60d条を以下に訳出しておく。上で欧州新著作権指令との関係で書いた通りだが、このドイツの権利制限は、第382回で取り上げた2017年のドイツ著作権法改正で最初導入された後、第430回でも書いた通り、欧州新著作権指令への対応としてパロディに関する権利制限などとともに今の形に書き改められたものである。§44b Text und Data Mining(1) Text und Data Mining ist die automatisierte Analyse von einzelnen oder mehreren digitalen oder digitalisierten Werken, um daraus Inform