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▽地場者の立ち話
●02/20 19:05
2月20日（金）ﾂｲｰﾄ
H｢週末の日経平均は小幅ながらも続伸した｡｣
K｢ああ｡これで3日続伸か｡今日は週末だけに手仕舞い売りも出ていたようだが､それでもしっかりﾌﾟﾗｽで引けているﾄｺ見ると強さは継続していると言えるだろう｡｣
H｢そうだな｡最近まで強さ見せていたﾒｶﾞﾊﾞﾝｸや小売株などには売られている銘柄目立っていた｡恐らく利食いが出て来たんだろう｡｣
K｢ただ､建設株などしっかり買われていたｾｸﾀｰもあり､買いが一巡したと言う印象はない｡｣
H｢循環的に日本株を見直す買いが入ってきている可能性もありそうだな｡｣
K｢だとすれば､最近の出遅れｾｸﾀｰなどが順番に買われてくると言う可能性もあるだろうな｡｣
H｢ああ｡主力株から､中小型株にも見直し買いが広がってくる可能性もあり､そうやって幅広い銘柄が買われて全体的に底上げていくんだろうな｡｣
K｢今回の上昇には乗れていない向きも非常に多い｡昨日発表された投資主体別売買動向見ても現物株は海外勢はさほど買い越してはいないし､個人投資家は激しく売り越しだ｡｣
H｢海外勢は先物の買いだな｡買い戻しも結構あるようだが､取りあえず先物買っておく海外投資家も多いのかも知れない｡｣
K｢そうだな｡それで後から個別株を選別して買いに行き､買っていた先物と置き換えるという向きも居るんだろう｡｣
H｢個人投資家は長期投資家のﾔﾚﾔﾚ売りも多いだろうし､下値で拾った向きの手仕舞い売りも多い感じだ｡｣
K｢個人投資家は基本的に逆張りだからな｡ただ最近の相場のように押し目らしい押し目作らず上げていくと､乗り遅れてしまうことになる｡｣
H｢その内､持たざるﾘｽｸも強まってくるんだろうな｡まあ既に持たざるﾘｽｸ感じている機関投資家も多いようだが･･･｡｣
K｢そうだな｡皆が皆､持たざるﾘｽｸ感じてくると､ちょっとした押し目ですぐに買いに来たり､しまいには構わず上値を買い上がる向きも増えてくる可能性もある｡｣
H｢そうなると上昇に拍車がかかり､上昇ﾋﾟｯﾁも早まっていくんだろうな｡｣
K｢ただそういう展開になると､短期的にはﾋﾟｰｸ近いと見た方が良いだろうな｡｣
H｢そうだな｡ﾒｶﾞﾊﾞﾝｸなんて､短期的にはﾋﾟｰｸも近いような動きにも思えるが､全体的に言えば､まだまだそんな雰囲気じゃない｡｣
K｢ああ｡騰落ﾚｼｵなど見ると過熱感もあるといえるものの､騰落ﾚｼｵは高水準になってきてから､高水準で長居することが非常に多いからな｡｣
H｢確かに･･･｡ただｷﾞﾘｼｬ問題が再び強まりそうな雰囲気であり､それがちょっと懸念かもな｡｣
K｢昨晩､ｷﾞﾘｼｬは支援延長を申請したものの､内容的にﾄﾞｲﾂが難色を示している｡今晩､臨時でﾕｰﾛ圏財務相会合が行われ､そこでｷﾞﾘｼｬ支援を認めるか協議する予定だ｡｣
H｢承認されず､再度決裂なんてこともありそうな雰囲気だよな｡｣
K｢そうだな｡まあ､既にそれを警戒し昨晩の米国株の重石となっていたといえるが､実際に決裂となれば､改めて嫌気されるという恐れはあるからな｡｣
H｢問題はそれをうけ日本株にもどの程度影響が出てくるかだろう｡｣
K｢まあ､最近の動き見る限り､殆ど影響でないんじゃないかと言う感じもするけどな｡｣
H｢影響受けて売られても､限定的とか､もしくは超短期で戻してしまうとかだろうな｡｣
K｢そうだな｡長期資金が動いてきたならば､ちょっとやそっとの悪材料では反応しなくなってくる｡反応しても限定的になることが多いからな｡｣
H｢確かにｷﾞﾘｼｬ問題は懸念だが､今回も決裂したとしても､ｲｺｰﾙ､ｷﾞﾘｼｬのﾕｰﾛ離脱というわけじゃないからな｡｣
K｢とにかく今晩のﾕｰﾛ圏財務相会合､注目だな｡あっさり承認されｷﾞﾘｼｬへの支援延長決まれば問題ないんだが･･｡｣
H｢まあ可能性は低そうだが､期待したいﾓﾝだ｡｣