▽池田信夫 blog ●07/30 16:53 2025年07月29日19:09本「40日抗争」は再来するか(アーカイブ記事)石破首相が選挙で惨敗して開き直るのに対して反対派が署名運動を始め、両院議員総会が開かれることが決まった。多くの人が連想するのが、1979年の「40日抗争」である。著者は当時の大平首相のアドバイザーで、政治家の駆け引きを(カネの話を除いて)赤裸々に描いている。当時は主流派(大平・田中)と非主流派(福田・三木・中曽根)の対立があり、前年の総裁選で大平が田中の支持を得て福田を破った経緯をめぐって怨恨が残っていた。当時は第2次石油危機の最中で、財政が逼迫し、新たな財源の必要に迫られていた。大平は財政を再建するために一般消費税を創設しようと考えたが、党内では賛否両論があった。このため大平は解散・総選挙で国民の支持を得て増税を実行しようと考え、9月17日に解散した。ところが選挙が始まってからも党内では反対論が続出