▽池田信夫 blog ●08/06 18:24 2025年08月05日19:50本「あの戦争」は何だったのか大東亜戦争はいまだに日本人のトラウマになっているが、それは単に負けたからではなく、「不正義」の戦争だったと東京裁判で断罪されたからだ。しかし正しい戦争も悪い戦争もない。あるのは勝った国が負けた国を支配する「ジャングルの掟」だけだというのが、第1次大戦までの国際法の考え方だった。1928年の不戦条約で、他国の領土を軍事的に占領する侵略は悪だというルールができたが、このルールはそれ以前に他国を植民地支配したヨーロッパ諸国には適用されなかった。日本はこのような身勝手な「正義」に反対し、1919年のパリ講和会議では国際連盟の規約に「人種差別撤廃」という条項を入れるべきだと提案した。しかし日本がアジア諸国を同胞として平等に扱っていたわけではない。「八紘一宇」は神武天皇の言葉として日本書紀が伝えたもので、大東亜共栄圏は天皇を中心とす