▽わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる ●06/16 10:04 読むほどに酔うほどにハマる呪術的リアリズム『やし酒飲み』読み始めた瞬間、何かがおかしい。文を二度見し、首をひねりながら先を追う。冒頭からしてこれだ。わたしは、十になった子供の頃から、やし酒飲みだった。わたしの生活は、やし酒を飲むこと以外には何もすることのない毎日でした。「だった」と「でした」とが入り混じっている。誤植?まさか岩波文庫がそんなわけない。対等関係の常体(だ・である)と、フォーマルで丁寧な敬体(です・ます)が混在し、独特の語調を生み出している。そして原文(英語)の方が違和感マシマシになる。I was a palm-wine drinkard since I was a boy of ten years of age. I had no other work more than to drink palm-wine in my life.「10歳の頃からずっと(sinc
▽プログラマーの脳みそ ●06/14 22:35 2025-06-12入門 Java言語仕様を読もう! with Java Puzzlers2025年6月7日(土) JJUG CCC 2025 Spring お疲れさまでした。登録者は1000人を超えたようで、会場もなかなかの人手だったかと思います。タイムテーブルを見るとよく分かりますが、8トラックも並行しているのでどのセッションを見ようか悩ましかったのではないでしょうか。今回の私のセッションは「入門 Java言語仕様を読もう! with Java Puzzlers」という題目で、Java言語仕様を読むための基礎の話と、Java PuzzlersというJava言語仕様にまつわるクイズの出題、関連するJava言語仕様の解説、という内容でした。JJUGのセッションはどうも雰囲気が硬くなりがちなので、聞き手にゆとりさんを迎えて対話形式で進めました。資料部分は事前に共有していましたが、問