司書つかさのアンテナ
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▽本棚の中の骸骨●01/20 11:52 今日は何の日 1月20日 calendar
▽たむ読書&映画&音楽日記●01/19 12:23 2025-01-18『名探偵に甘美なる死を』方丈貴恵(東京創元社)★★★★☆ミステリ『名探偵に甘美なる死を』方丈貴恵(東京創元社)『"Delicious Death" for Detictives』Hojo Kie,2022年。〈竜泉家の一族〉シリーズの第三作で、『時空旅行者の砂時計』の主人公・加茂冬馬と『孤島の来訪者』の主人公・竜泉佑樹、二人が揃って登場します。過去の事件を調べ直す雑誌が好調の加茂冬馬は、素人探偵としてゲーム会社の企画に招待されます。それはVR空間で犯人役として殺人事件を起こし素人探偵たちに推理を競わせるというものでした。犯人が誰かは伏せられたまま、加茂自身も探偵の一人としてゲームに参加することになりました。ところが招待された探偵たちは睡眠薬で眠らされ、主催者の椋田から強制的に本物の殺人ゲームへの参加を促されます。拒否すれば本人はおろか人質の命もありません。
▽奇妙な世界の片隅で ●01/18 08:42 さまざまな未来 H・G・ウエルズ『タイム・マシン 他九篇』H・G・ウエルズ『タイム・マシン 他九篇』(橋本槇矩訳 岩波文庫)を読了。代表作「タイム・マシン」を始め、ウエルズのSF・幻想小説が収録された短篇集です。「タイム・マシン」時間飛行家は、友人を集めた場で、時間を移動するタイム・マシンを開発したことを語ります。さらに実際に未来に行ってきたというのです。八十万年後の未来では、人類の子孫は二つに分かれており、異様な社会を形成しているというのです…。いわずと知れた、時間旅行ものの不朽の名作です。超未来を訪れた時間飛行家がその時代の異様な社会を見ることになります。地底に住む醜い種族モーロックと地上に住む天使のような種族エロイが、もともと現代の労働者階級と資本家階級の成れの果てではないか、という文明批評的な視点もありますね。さらにモーロックとエロイの時代よりも遠未来、三千万年後に行く
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