▽In Reference to Murder ●04/18 00:54 Authors (217)Mystery Melange (721)April 17, 2025Mystery MelangeIt's been a sad time recently in the crime fiction community. As I previously noted, we lost Irish author Ken Bruen (the Jack Taylor series) on March 29 and Australian author Kerry Greenwood (the Miss Phryne Fisher series) on March 26. This past week we lost another crime fiction icon when British author Peter Lovesey passed away a
▽探偵小説三昧 ●04/17 20:40 1604馬伯庸『西遊記事変』(ハヤカワミステリ)『両京十五日 I 凶兆』と『両京十五日 II 天命』で圧倒的な歴史エンターテインメントの世界を堪能させてくれた馬伯庸。その作者の最新刊が西遊記の世界を裏側から描いた『西遊記事変』である。これがまた前作に勝るとも劣らぬ傑作であった。まずはストーリー。道教で金星を司る神仙、太白金星こと李長庚(りちょうこう)。出世の道を諦め、隠居生活を考えていた彼だったが、玉帝から新たな知らせを受ける。それによると霊鷲山から依頼があり、東上の高僧である玄奘(三蔵法師)が経典を求めて西天へ行くことになり、諸国を通過することになったので世話をしてほしいという。玄奘の才はすでに普く知られており、今回の旅の噂もすでに世界中に広まっている。あくまで仏教の案件ではあるがその意義は大きく、道教にもぜひ協力してほしいということなのだ。そこへ現れたのが観音菩薩。彼女は