▽IHARA Note ●01/19 03:26 2025-01-16『Miino』合成アルゴリズム詳細出典は記さないが、一年か二年くらい前の音声関連の公的な文書に、「実装 is all we need」というかなり攻めているセクション名がつけられていたことがあり、この著者はビートルズファンなのだろうと思ったのであるが、その後、ビートルズではなく深層学習系のほうのリスペクトタイトルだということを知った。内容としては、ソースコードを積極的に公開しようというものであった。だったら私も公開してみるかということで、公開する。アルゴリズムとしては、私の口頭発表の予稿の『ディジタルパターンプレイバックによる日本語子音キューの分析』を改良したものであり、リツの忘れ物や、モモに使用したものと同じである。ただし、自在に音声合成をするためのスクリプトではなく、あくまで合成音を作るためのアルゴリズムの詳細を公開するためのものである。アルゴリズム名は『Mi
▽西東京日記 IN はてな ●01/19 01:43 2025-01-18ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』読書 海外小説河出書房新社の「世界文学全集」シリーズに入っていた鴻巣友季子訳のものが新潮文庫から出たので読んでみました。ウルフは前に『ダロウェイ夫人』(角川文庫、 富田彬訳)を読んだことがあったのですが、この『灯台へ』の方がぐっと面白く感じました。『ダロウェイ夫人』を読んだのがけっこう前のことなので、小説としてどうだったのかというのは思い出せないのですが、この『灯台へ』は鴻巣友季子の訳によって、かなり現役感を取り戻していると思います。小説の文体というのはどうしても古びてしまうもので、特に訳文は時代を感じさせるものが多いですが、同時に翻訳は訳し直すことでブラッシュアップできるというのが面白いですね。いわゆる「意識の流れ」の手法を取り入れた作品として有名ですが、この小説では登場人物の意識が追われているだけではなく、そこに語り手の語