不毛アンテナ
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▽島国大和のド畜生●03/25 13:57 シン・仮面ライダー感想シン・仮面ライダーを見たので、いつものように備忘録を兼ねて、個人的な感想を書く。前半ネタバレなし、途中から宣言してネタバレを書く。とはいえまっさらで見たほうが良いと思うので、まず映画館直行をおすすめする。まず、ネタバレなし感想。■ネタバレなし大枠良いところ半分、悪いところ半分、視聴側の思い入れによって、かなり評価が動く映画だと思う。自分が求めていたものとは違う。俺はこの手の映画には常に「誰でも満足できるすごい映像作品」を求める。そういう意味では、シン仮面ライダーはイマイチだ。ただ一部の人にぶっ刺さるポイントはある。そういうものの気がする。自分は「世界に通用する日本のオタクコンテンツ」が生み出されることをいつも期待している。だから、シン仮面ライダーには、マーベルシネマティックユニバースや、バットマンが収めた成功を収めてほしかった。こんな手があったのか!という正解を見せてほしかった。ハリウッドがアメコミを「誰でも満足できるすごい映像作品」に仕上げたわけだ。日本のオタクコンテンツをパシフィックリムとしてハリウッドでヒットする作品に仕上げた外国人監督もいる。そりゃ、日本の予算と日本の監督で、大ヒットを当ててほしい。そして、庵野監督のスキルならばそれができるんじゃないかと思っていた。コジラ、ウルトラマンと、マスを意識したような作りをしていたし、仮面ライダーはとても期待していた。予算の差が莫大にしても、それをごまかせるジャンルでもあるし。しかし、今回の仮面ライダーはそういうつくりではなかった。もっともっとドメスティックで内面的な話で、予備知識もいる。これが刺さる人は狭いだろうという印象だ。俺が、「世界に通用する日本のオタクコンテンツ」が出来てほしい、と思うのは、俺の勝手な希望なので、それをいろいろな映画に託すのはまことに身勝手なのだが。それができそうな押井守監督が明後日に向かってゆき、それなりに評価をされている宮崎駿がオタクコンテンツを毛嫌いしているこの状況下。そこに庵野監督である。期待しちゃうのも多少は勘弁してほしい。そういう意味で期待外れの部分はあった。しかし。ところどころよくこんなカットを撮ったなと思わせる絵がある。これは面白いな、という原作の再解釈がある。そういう部分で、自分はだいたい満足できた。
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