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▽田畑暁生●09/30 16:41 広告を非表示にするもっと読むコメントを書く2020-05-19■[book]ミヒャエル・ハネケの映画術ミシェル・スィユタ、フィリップ・ルイエ『ミヒャエル・ハネケの映画術 彼自身によるハネケ』水声社、2015年、を読みました。映画ファンでミヒャエル・ハネケの名前を知らない人はまれだろう。『白いリボン』と『愛 アムール』で2回のカンヌ映画祭パルム・ドールを受賞した。複数回受賞はハネケの他には今村昌平などわずか6人。現代映画の巨匠の一人と言って過言ではないだろう。原著は2012年にフランスで出版された。トリュフォーのインタビューによる『ヒッチコック映画術』に範を取り(但し本書ではインタビュアーは二人だが)、対話によってハネケの映像製作の秘密に迫ろうとしている。ハネケもかなり誠実にそれに応えているように見える。インタビュアーは『カイエ・デュ・シネマ』のライバル誌である『ポジティフ』
▽小谷野敦●09/25 00:46 2024-09-24「全国アホ・バカ分布考」の松本修「探偵!ナイトスクープ」という番組を私が知ったのは、カナダ留学中に立命館の学生らから教えられてのことで、92年の帰国後はほどなく東京でも放送が始まったので観ていて、93年にプロデューサーの松本修の『全国アホ・バカ分布考』が出たのをすぐ買って読んで面白かった。中で、沖縄では「アホ・バカ」を「ふりむん」というというところで「気が触れている=ふれもん」の意味ではないかという指摘に、松本が悩むところがある。つまり差別的な話になってしまうと悩み、そうではないと分かってほっとする、という話で、私は、テレビの人というのはそういうところにこだわるのかなあ、と妙なところに感心した。それから30年ほどたって、その松本が『全国マン・チン分布考』を出したのを、ちょっと図書館で借りてきたが、あまり面白くなさそうなので読まなかったが、その最初のほうで、「ナイト
▽揮発性メモ●09/06 19:12 2024-09-052024年の活動2024年、日々の編集・組版以外の活動は以下のとおり。────────────────────■ 2024年1月◉Human Powered 訳文改善講座2024年1月6日(土) 19:00〜23:00開催場所:オンライン(Zoom)主催:Human Powered Academy・翻訳編集入門──英文法のメガネで日本語を見ない講師:川月現大(風工舎)・おかしな翻訳はなぜ生まれるのか―その原因と改善のヒントを探る講師:舟津由美子(翻訳者、翻訳学校講師)・ディスカッション「訳文と悪訳について考える」www.word-connection.jp◉言語学フェス2024 2024年1月20日 オンライン開催C30 川月現大 語義の構造──ブランチ分けをめぐる諸問題について※ちなみに、「ブランチ」は、分類された各語義のことです。「
▽江口聡●09/04 09:40 人生を見つけるためには、人生を浪費しなければならない。コスパやタイパは禁句にしたいいわゆる自己啓発本と呼ばれる書籍や、ビジネス系のWebメディアなどを読んでいて、仕事選びとかキャリア形成に関する話題になるとよく引用されている理論があります。心理学者のジョン・クランボルツ氏が1999年に発表した「計画的偶発性理論」です。その理論をやや乱暴…インタプリタかなくぎ流ことば台風前日のスーパーで見つけた「遠慮の塊」。自分も見送る煮干しとフィナンシェのダンス筋トレした夜、寝る前に小腹が空くので煮干しを7、8匹食べてから眠りについている。出汁用の徳用パックから直に適当に掴んでボリボリ食べているんだけど、味は濃いし、ハードな食感だし、何か身体にいい気もするし、意外と飽きないしで半年くらい続いている。どういう…性格の悪そうなBLOG思いついた事を思いついた順に書く。『東京降りたことない駅
▽田村哲樹●07/14 19:24 「『政治とジェンダー』研究における国家理論の必要性」本稿は、例えばクオータ制などを通じて国家レベルの政治におけるジェンダー不平等を是正しようとする際には、その前提として、そもそも「国家とはどのようなものか?」についての理論が必要なのではないか、という問題提起を行うものです。もう少し言えば、国家というのは必然的にジェンダー不平等をもたらすというわけではない、ということについての理論的理解が必要だ、ということになります。そうでなければ、例えば女性議員が増えても、それは(例えば)家父長制的な支配構造を強化するだけだ、といったタイプの理解も可能ということになります。女性議員が増えることにはそれ自体で意味があるのだと言うためには、国家がそのことによって変化し得るようなものであると理解しておく必要があるように思われます。コメントを書くもっと読む「『政治とジェンダー』研究における国家理論の必要性
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