▽KET SEE BLOG ●08/19 12:16 KET SEE BLOG supporting soccer Japan national team. そろそろ「サポート」を ※本稿は2002年W杯の直前に、当時の日本代表トルシェ監督に対するバッシングともいえる報道が過熱していた時期に書いたものです。最近のハリルホジッチ監督のおかれた状況や、言説などが当時と酷似してきていると感じたので、再アップします。当時の空気感を感じ、今の状況を振り返る一助にしていただけましたら幸いです。 *** そろそろ「サポート」を。 自分はフランスW杯への最終予選が始まる当時、加茂監督に対し批判的な立場を取っていた。理由は、加茂監督よりも、先に候補に上っていたネルシーニョ氏、ベンゲル氏の方が、予選突破の確率が高いと思っていたからだ。そしてそれを公言していた。試合前の選手紹介の最後に、監督が紹介されるが、そこでブーイングをしたいぐらいの気持ちだった。 しかし、最終予選が近づいてきた時、自分は批判を止めた。当時、やはりメディアは最終予選に臨む代表チームに大いに注目し、その周りに集まり、大騒ぎを繰り広げていた。やはり批判的な論調が多く、また内部の対立をあおるような記事もあった。これほどまでの注目を集めて最終予選を戦うのは初めてのことである。過度に批判的な空気は、代表に悪い影響を与えるだろう。自分はそう考え、予選突破までは批判をやめようと考えたのだった。 実際、最終予選当時の過剰な、批判的な報道は代表の雰囲気を悪くし、チームのパフォーマンスを落とした、と選手ものちに述懐している。監督が悪い、采配が悪い、特定の選手が悪い、予選突破のためには次勝たないと「自力」消滅、次こそ勝たないと、次こそ、こうするべきだああするべきだ、こういう選手起用をしない監督は無能だ、采配が悪い、采配が悪い…。そういう報道は、チームにはっきりと悪影響を与えたという。当然だろう。 予