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▽回族連邦共和国亡命政府●04/18 03:17 1 発達障害2 スクール・セミナー3 介護4 メンタル5 FX6 時事・ニュース7 ネット・IT技術8 ライブ・バンド9 受験・勉強10 フィギュア
▽Publickey 〓 Enterprise IT × Cloud Computing × Web Technology / Blog●04/16 17:21 2025-4-16Cloudflare Workers、フルスタックアプリの構築とホスティングが可能に。新たにNext.jsやAngularなどに対応、MySQLへの接続も2025-4-16Cloudflare、シークレットを安全に管理できる「Cloudflare Secrets Store」ベータ公開2025-4-15Amazon Q Developerが日本語でのプロンプトやチャットなどに正式対応2025-4-15GitHub、Issueを分割し親子関係を設定できる「Sub-Issues」が正式機能に2025-4-14Google Cloud、AIによるアプリの自動生成ツール「Firebase Studio」公開。プロンプトで作りたいアプリを説明するだけ、無料で利用可能
▽スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム●04/16 08:56 徹頭徹尾羽生色の放送となった「野村萬斎のラジオで福袋」羽生結弦氏出演後編は、さらなる表現の高みに誘う薫陶の時間だった件。ウィンタースポーツフィギュアスケート2025年04月15日08:00心の清涼剤の追加を希望します!太陽が沈み、暗闇が訪れる。そんな心境を表すかのような日曜日のあとの月曜日、太陽がとっぷりと沈んだ心に爽やかな風を吹かせてくれたのはラジオでした。今週もこの憂鬱な月曜日を「野村萬斎のラジオで福袋」羽生結弦氏ゲスト回の聴取によって乗り越えられたのは、大変ありがたいことでした。まさに心の清涼剤。穏やかで実り多い豊かな時間、堪能させていただきました。羽生結弦ーTHE STAGE-(4) (TOKYO NEWS MOOK KISS&CRY特別編集)番組冒頭、季節の話題や「萬斎の徒然草」のコーナーのお話しなどで、労働に荒んだ心を穏やかに文化的にチューニングしていく僕。「修理のチューニングとラジオのチューニングをかけるとは我ながら冴えてるじゃないか…」などと上機嫌で調子も上向いてきます。お話しのなかでは萬斎さんが厳島神社の能舞台に触れるくだりもあり、思わず身を乗り出す一幕も。萬斎さんは知ってか知らずか、その地はこの1月に羽生氏が「Echoes of Life」広島公演を開催したことから、僕を含めて多くのお仲間が訪れたばかりの場所です。能舞台のまわりが海一面になったり潮が引いたり、そうした自然のなかで演じる心持ちなどを語る萬斎さんの言葉に、あの舞台で能や狂言を見たらさぞや素晴らしいだろうなと夢が広がる時間。そのお話しの流れで「スケートリンクももともとは野外だったと…」とゲストの話題につなげるのですから、トークのさばきも何と流麗であることか。やがて番組は「萬斎のああ言えば交遊録」のコーナーへ。先週もコーナー名を言っていたか記憶があやふやなのですが、コーナー名の時点でほっこりさせられるとは油断も隙もない番組です。もちろん今回のゲストは先週につづいての登場となる羽生結弦氏です。僕が1週間くるかもくるかもと思っていた「それではお迎えしましょう、出現、羽生結弦…!」の式神式召喚はさすがに行なわれませんでしたが(!)、ダブルSEIMEIの共演に胸躍る時間の始まりです。先週は「MANSAIボレロ」の話でタイムオーバーとなったことから、満を持しての「SEIMEI」トークを繰り広げるおふたり。まずは出会いのきっかけともなったプログラム「SEIMEI」について、目的意識を持って取り組んでいたのがよかったのではないかという見立てを語る萬斎さん。採点競技において点を取ることと、世界を作ることには違いがあることを念頭に、競技の世界のなかでも表現というものに取り組んでいたことについて振り返っていきます。ジャンプひとつを取っても、競技スケートにおいては「スコア」であったり「自分の限界への挑戦」として扱われるものを、あの楽曲、あのときの萬斎さんとの出会いを通じて、「ジャンプが成功することが到達点ではなくて」「表現するための要素」であると、技の成否の先にある表現へと心を向かわせるようになったこと、「スコア」などから解き放たれたことを羽生氏は振り返ります。まさに今の活動につながる世界線へ「SEIMEI」と萬斎さんが導いてくれたのかもしれないと思うと、感慨深く、そして「ありがとうございます」という気持ちが湧き上がります。おかげさまでとても素晴らしいものを見させていただいております…!そして、お話しは「notte stellata 2025」でのダブルSEIMEIによる共演の話題に。萬斎さんのファンが萬斎さんがまた晴明を演じてくれたことに喜ぶ声がありましたよと報告する羽生氏の嬉しそうな声(←SNSの話題を爆速で捕捉するタイプです)。「こちらはラクもしちゃいけないし、邪魔もしちゃいけない」と羽生氏の作品であるところの「SEIMEI」に真摯に加わろうとする萬斎さんの姿勢と、「野村萬斎に息切らせるようなことをするな!」と言いながらリンクを一周走らせて息切らせるような演出を盛り込む羽生氏(←キビシー)と、ふたりで作り上げることの喜びがさぞや大きかったのだろうと、聞いているコチラもニヤニヤしてしまう楽しそうなやり取りが繰り広げられていきます。3日間「SEIMEI」をフルで演じることは肉体的に本当に厳しかったという振り返りや、それでもフルで演じるために「当初予定になかった6分間練習を入れた」という裏話など、あの異例とも言える構成の謎が紐解かれていくあたりも、この機会ならではのお得なトークだったなと思います。そんななか羽生氏は、この日のために温めていたと思しき問いを萬斎さんに投げかけていきます。西洋の文化であるフィギュアスケートのなかで和の「SEIMEI」を演じた羽生氏から、和の狂言師でありながら「ボレロ」など洋の文化も取り入れている萬斎さんへ、和と洋の融合におけるメリットとデメリットについて問うたくだりは、創作・制作における深い部分をうかがうような問いでしたが、萬斎さんはそよ風のように言葉を紡いでいきます。「能・狂言が扱う世界観はかなり広いと思いますけれども、能・狂言が扱い切れない世界も世のなかにはありますし」「それが西洋の文化によって見えてきたり、逆に我々の技が新たに活かせる気がするんですね」といったお話が秒で返ってきた瞬間などは、かつて教えをいただいたお師様に再び、今度はさらに高い次元の教えを授かるような貴重な時間だなと見受けました。そうした問いを契機に、話題は「SEIMEIの振り返り」から表現そのものへと移っていきます。萬斎さんが繰り返し触れている「能・狂言」と「フィギュアスケート」の共通性という観点を軸に、表現についての意見を交換し合うおふたり。「リズムを刻む」というテーマでのお話しでは、フィギュアスケートではリズムを刻むこと自体が難しく諦めてしまっているスケーターたちもたくさんいるとしながら、自分はリズムとメロディーから逸脱したところからどれだけ頑張って合わせられるかを追求して今のバランスに至ったという羽生氏と、逆に萬斎さんから「リズムに乗って足が蹴るところと、シューッと伸びてリズムから逸脱するところに(狂言とスケートの)近似値を感じる」という逆方向からのアプローチが交錯した場面などは、理解は及ばないものの、何かすごいやり取りだったんだろうなぁとフムフム唸りながら拝聴させていただきました。「リズムに合わすの難しい!何とかして合わせたい!」というスケーターの悩み所が、実は「何とかしてリズムから逸脱したい!タメたり伸びたりしたい!」と願う狂言師から見るといいねと思うところだったりするのであれば、本当に面白いことだなと思います。コーナーの終盤では、萬斎さんが羽生氏をして「職業羽生結弦」「公人」としての存在になりつつあることを指摘し、「羽生結弦という存在は羽生結弦君のものではないんだよ」という大きな大きなエールを送る場面もありました。それがエールであることを気づくのも実はそんなに簡単ではない言い回しだったと思うのですが、そのエールに応じて羽生氏が「皆さんのなかで膨らみつづけている羽生結弦は、僕の身体の器から逸脱していって、どんどん自分が理想とするような形に飛んでいってくれている」「だからこそ生身の羽生結弦にとっては、皆さんが理想としてくれている像であったり、求めてくれている像に近づいていけるような努力を常につづけていきたい」「僕自身がたくさん応援されつづけてきた、これからも応援していきたいと思っている3.11、いろんな災害に対して心を寄せつづけたい」と秒で返した場面は、僕も謎の父親目線で「君は何て素晴らしい青年だ…!」と目が潤んだのですが、萬斎さんからも「素晴らしい!」「こんなことができる日本男児はあんまり見渡してもいないような気がするなぁ」という力強い言葉をいただいて、最終的には皆の想いがひとつになって宇宙平和すら感じました(←世界の皆がこういう気持ちなら宇宙さえ平和になるよねの意)。とまぁ、そこで羽生氏出演のトークコーナーはお時間ということにはなりましたが、その後も番組では萬斎さんの思い出の曲やお気に入りの曲を語るというコーナーで松任谷由実さんの「春よ、来い」を取り上げてくださったり、萬斎さんによる狂言解説のコーナーでは「謡」とは何ぞやというお話をしてくださったり、最後のお別れの曲にも米津玄師さんの「BOW AND ARROW」を選んでくださったりと、何やかんやで徹頭徹尾が羽生色という感じの放送に。うん、ここまで来ると厳島神社の話も「知って」なんだろうなと思いますよね。お互い「知ってる」タイプの似た者同士なんですかね。そんな充実した時間を過ごすことができて、僕の荒んだ心も大いに潤いを取り戻しました。楽しくなることは目出度いことですね!で、これは僕の想像というか憶測というか勝手な解釈なのですが、この徹頭徹尾羽生色の番組構成からすると、実は何気ないお話しにも萬斎さんの羽生色の想いがこもっているのかなと思ったりしました。番組終盤のお便りのコーナーでは、リスナーさんの手紙に応じる形でお父様である野村万作さんのお話しをされていたのですが、そこでは万作さんの凄さを語りつつ、それを乗り越えようとする心意気が語られていました。「私もそれ(父)に打ち勝ちたいと言うとヘンですけども」「いつかは師に勝って恩返ししたいと思うものです」「90を超えてそういう芸域…ある種解脱するというか、意図的な動きではなくてすべてが自然になってしまうと」「まだまだ煩悩に紛れて意図的に仕組んで動こうとする私などは太刀打ちできない気がしますけども」といった言葉で自身の精進について語った萬斎さん。その話を聴くと、先ほどの羽生氏とのお話しのなかで、その場ではあまり広がらなかった問いのことが甦ってきます。羽生氏が競技会での「SEIMEI」を振り返るなかで萬斎さんが投げかけた「点を取りに行こうと思うと気張りもしますか」という問い。一般論で言えば「点を取りたいんでそりゃ気張りますわね」という返しになるところですが、先ほどの万作さんのお話を踏まえると別の意味合いがあったのかなと思ったりします。「解脱」というか、点を取りに行こうとしない、煩悩に紛れない、そんな高みへと誘うようなきっかけの問いだったのかなと。そして、20数年ぶりに晴明を演じたというくだりで萬斎さんが自身を表現していた「何と老いさらばえたことか」という言葉にも、衰えたとか老けたとかいう自虐ではなく、齢を重ねることでより自然な晴明へと至ったというような自負がこもっていたりするのではないかなと思いました。そうした話を、ひとつ伝えれば十を理解する相手と見込んで、直接ではなく遠巻きに伝えようとしてくれていたのが最後のお便りのコーナーだったりするのかなと思いました。真の高みは「解脱」にあるという道筋を示し、ある種の師弟関係として「やがて超えていきなさい」とエールを送ってくれていたのかなと。まぁここまで想像力を広げると、「いや…そんなことは特に思っていない…」となりそうなので、眉唾と思っていただければと思いますが、萬斎さんが意識しているかどうかはともかく、表現者にとって価値あるお話しだったことは間違いないと思いました。その場で聞いたのか、家で放送を聴いたのかはさておき、羽生氏のさらなる進化につながる言葉になっているといいなと思います。そんなつもりじゃないかもしれないですが、深いお話しをお伝えいただき、ありがとうございます!先月のアイスショーで4月16日(水)放送予定※一部地域を除くなお、僕は一生煩悩から解脱できそうにないというか、煩悩が好きです!
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