▽INTEGERS ●09/03 19:10 2024-09-01メイナードのスモールギャップ論文におけるアイデアの簡単な紹介好きな証明整数論の研究者が合宿を行う『八王子数論セミナー』に参加してきました。私が生まれた年から開催されている歴史あるセミナーで、今年のテーマは「素数の小さな間隔について」でした。内容は、前半でセルバーグの篩の方法を学び、1つの応用として双子素数の逆数和が収束するという有名なブルンの結果を導出しました。後半はメイナードの有名な論文 "Small gaps between primes" Ann. of Math. (2015) を読みました。運営者や参加者の皆様のおかげで大変に勉強になったのですが、(詳細はそれなりの計算を伴うものの)メイナード論文における簡単なアイデアを(専門的にはあまり踏み込まずに)述べるだけだったら難しくないことがわかったので、ブログにしておこうと思い立ちました。ハーディ・