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中島一夫KAZUO Nakajima 間奏
●01/08 07:50
2025-01-05回心と転向――大江健三郎の二段階「転向論」その4essay大江が、中野の「転向」を渡辺の「回心」に接続したことは、「転向」が特殊日本的な問題ではなく、キリスト教西洋近代的な問題の一バージョンとして「普遍」化した一方で、結局は転向が天皇制の容認であったことを隠蔽する働きをした。同じくルネサンスを論じ、カルヴァンやルター、エラスムス、トマス・モアなど同じ対象を取り扱いながら、例えば花田清輝『復興期の精神』と渡辺のルネサンス論とは、方向が正反対と言ってよい。ざっくり言って、花田が転形期の下部構造を見ていたとしたら、渡辺の目は上部構造、さらに言えば超越性=神に向かっていた。渡辺『フランス・ルネサンスの人々』の「序章」には、「もちろんフランス十六世紀における新旧両教会の闘争は、単に宗教思想だけの問題ではなく、階級的な意味も政治的な動因も持っています。しかし、衝突する二つの勢

もちつけblog(仮)
●06/20 03:29
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ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ
●06/19 23:05
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映画、その支配の虚しい栄光
●04/24 20:42
濡れた逢いびきラピュタ前田陽一特集で2本。「濡れた逢いびき」原作はご贔屓、土屋隆夫で、複雑で貧乏な「アメリカの悲劇」あるいは「死の接吻」みたいな話なのだが、シナリオ、というかお話し自体は悪くない。結婚を約束した二人(田辺昭知と加賀まりこ)が互いに殺意を抱き始めるという話で、うまくやれば二人を殺人へと次第に追い込んでいくぎりぎりした心理サスペンスにもなるだろうし、ブラックコメディにもなりうるだろう。ところがどうも前田陽一演出がしまらない。どう転がしていくのかが定まっていない。シナリオのせいってことじゃなく。例えば加賀まりこへのコメディ演出が過剰だし、端役のオーバーな芝居ももっと抑えたほうがいいだろうし、田辺昭知は頭の弱い青年としか思えない。二人の関係が変化していく様を、脇筋を膨らませすぎ、コメディに落としすぎているように思う。これが岡本喜八なら、中平康なら、コメディとサスペンス

The Red Diptych
●03/26 18:43
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