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出版・読書メモランダム
●11/21 17:30
2024-11-21古本夜話 番外編その四の3 前田出版社と『トップ』かつて伊達得夫の『詩人たち―ユリイカ抄』を読んで、ふたつのエピソードがずっと記憶に残っていた。それらは冒頭に置かれた「『余は発見せり』」の中で、原口統三遺稿集『二十歳のエチュード』の初版がユリイカではなく、昭和二十二年六月に「M出版社」から初版五千部で出され、たちまち売り切れたが、その暮に出版社が倒産してしまったこと、伊達が原口の遺稿の出版のことで、一高の寮を訪ね、中村稔と出会い、それがきっかけとなって、中村が書いた探偵小説をカストリ雑誌に売りこみ、中村がいくばくかの原稿料を稼いだことだった。(ユリイカ)このふたつのエピソードから、伊達がユリイカを始める前は別の出版社にいて、カストリ雑誌にも関係していた事実を知った。そしてほどなくして、古本屋の棚で『二十歳のエチュード』初版を見つけ、「M出版社」が前田出版社だとわ

ウイグル語の本棚
●11/21 14:14
2024年11月21日 (木)『鰐の涙』(4)サアーデトはベルナギュルの経済状態を知っていた。食事に行こうと誘われても後から行くと言い、たまに一緒してもラグマンやポロは注文せずに安いスープなどを注文した。また、この四年間に彼女の新しい着るものを見たことがなかった。だが、ベルナギュルにも誇りがあり、着るものはいつもきれいにして着ていた。学部長に話して全学で寄付を集めようとサアーデトが提案すると、ベルナギュルは断固拒否した。学生救済係からお金を借りたらと勧めても、家からの送金がもうないので返済できないとやはり拒否した。それならどうするのかとサアーデトが訊くと、方法はあると答ただけだった。サアーデトはそれ以上は追求せず、食費は一緒に使おうと勧めるのにとどめた。この後、サアーデトは話題を替え、明日の創作は最後の授業になると口にした。ベルナギュルが出席しないと応じたため、卒業論文を書くためには非

麻生晴一郎のページ
●11/21 08:37
1 将棋2 メンタル3 競馬・ギャンブル4 鉄道・飛行機5 法律・裁判6 ゲーム7 中国語8 スクール・セミナー9 ブログ10 投資

ニュースの社会科学的な裏側
●11/21 00:47
政治 (416)批評 (903)2024年11月19日火曜日斎藤元彦兵庫県知事の戦いはこれからだ深刻な停滞と混乱を理由に、県議会に全会一致で不信任決議が出された斎藤元彦兵庫県知事だが、失職後の知事選に出馬し再当選に至った。現状、県議会の他、県職員や兵庫県内の大半の市長が斎藤氏に不信感を抱いている状況で、斎藤知事は地位に返り咲くことに成功した。しかし、民意を得て安泰となるとは限らない。続きを読む »時刻: 21:51 0コメントメールで送信 BlogThis! X で共有 Facebook で共有するラベル: 政治, 批評

吟遊旅人ピピのシネマな日々
●11/21 00:44
2024-11-20シビル・ウォー アメリカ最後の日これは震え上がるほど恐ろしい映画だ。戦争アクションものとしての迫力や没入感が高すぎる。原題の”CIVIL WAR”にはTHE  が付かないから、南北戦争ではなく、単なる「内戦」という、”まだ名付けられていない戦争”という含意があるのだろう。映画が始まった瞬間から既に戦争は始まっていて、しかも政府軍がかなり追い詰められていることがわかってくる。そもそもなぜ内戦をしているのか、反政府軍は何を主張しているのか、最後まで説明がなかった。そして反政府軍はカリフォルニア州とテキサス州の連合軍だというから不思議なものだ。かつての南北戦争の直前にこの二つの州はメキシコから独立してアメリカ合衆国になったという経緯が関係しているのだろうか?わたしはほとんど事前の情報なく映画を見に行ったものだから、本作がジャーナリスト4人のロードムービーであったとは意

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