はてなアンテナ
アンテナパン
id:knitting

DVD

グループ一覧
1/22ページ

猫を償うに猫をもってせよ
●12/22 01:21
2024-12-21教育のこととなると母親が買うから曽野綾子の『絶望からの出発 私の実感的教育論』というのが、1975年、私が中学一年の時に出て、ベストセラーになったのだが、どうもうちの母も買っていたような記憶がある。私は読んでいなかったので図書館から借りてきて読んでいるが、特に絶望がどうとかいう内容ではない。単に曽野綾子は三浦太郎という、小説の題材にもした、文化人類学者になった息子を育てた経験からエッセイを書いているだけである。しかし、教育論となるともう母親は夢中になる。ちょっとしたきっかけでベストセラーになる。最相葉月の『絶対音感』(1998)というのも、単なるノンフィクションで、大して面白くもないのだが、かなり売れた。これは井上章一さんが当時言っていたところによると、子供にピアノを習わせているような母親が、どうすれば子供に絶対音感をつけられるかと思って買ったからだという。まあだ

mmpoloの日記
●12/21 18:42
2024-12-20岡田暁生『西洋音楽史講義』を読む歴史 音楽岡田暁生『西洋音楽史講義』(角川ソフィア文庫)を読む。一見地味なタイトルだが、これが素晴らしい。岡田暁生といえば、吉田秀和賞を受賞した『音楽の聴き方』(中公新書)や『オペラの運命』(同)、『西洋音楽史』(同)、『音楽の危機』(同)といった名著を量産している音楽学者だ。本書はもともと放送大学のテキストとして書かれた。15回に分けて放送され、本書でも15章で構成されている。単なる音楽史ではない。グレゴリア聖歌から、バロックの対位法やフーガの意味、通奏低音の働きなど、それらがすたれていった歴史が根底から紹介される。グレゴリア聖歌は最古の西洋音楽だ。それはハーモニーを持たず、拍子感もなく、伴奏楽器はおろか女性の声も排除している。これらは肉体性の拒否から来ている。官能性の拒否なのだ。中世美術も含め中世芸術は神の国からの啓示だった

風の旅人 編集便り   〜放浪のすすめ〜
●12/20 01:37
2024-12-17第1537回 未知との向き合い方人生 写真 歴史 社会 芸術今年最後のワークショップセミナーが終わった。これまで24回、東京と京都で交互に規則正しく行なってきた。この規則性が、自分にとって、とても良いリズムになった。この期に及んで、あれこれやりたいことは、あまりない。あちこち行きたいところは、この地球上に、それほどあるわけではない。20歳の時の灼熱のチュニジアが記憶の中で生々しいので、もう一度、訪れたいという気持ちがあるが、半年ほど暮らしたパリを懐かしんで再訪した時、全てが色褪せて感じられたので、記憶の中の光景は、そのまま大事に保ち続けることのほうがよいのかもしれない。この期に及んで、唯一といっていいほど、やり続ける必要があると感じているのは、日本人の、そして人類の記憶の深いところへと、心の旅を進めていくこと。自分の潜在的記憶との対話。対話の中から生ま

Sky! Cloud! Sky!
●12/04 17:30
2024/1201 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

B R I N D L E
●11/14 19:49
1 23 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 1617 18 19 20 21 22 2324 25 26 27 28 29 30

6.次5>

0.はてなアンテナトップ
8.このページを友達に紹介
9.このページの先頭へ
ヘルプ/お知らせ

ログイン
無料ユーザー登録
はてなトップ

(c) Hatena