▽岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist ●04/14 16:38 2025年4月14日月曜日不安とパニックと精神分析 推敲 1はじめに本稿は精神分析の立場からパニック・恐怖と不安の理解と対応について論じる。なおこの論考と並行して本誌ではそれぞれ認知行動療法、森田療法、「マインドフルネス、催眠、ポリヴェーガル」の立場からの寄稿が予定されており、本稿はそれらの立場との違いをある程度明確化することも求められている。まず総論から始めるならば、不安やパニックはフロイトの精神分析理論の中で極めて重要な位置を占めることは言うまでもない。フロイトはその業績の中で不安について極めて多く論じたことが知られる。不安は症状として見られるとともに、それは葛藤の存在を意味し、分析家が患者の症状の無意識の起源を探求する助けとなるという意味ではむしろ好ましい兆候とみなされていた(Sarwer-Foner, 1983)(同書 p1~2)(以上「ブッシュ・サンドバーグ 著,権成鉉
▽sociologically@はてな ●04/12 04:37 2025-04-11フィリップ・アリエス『<子供>の誕生』読書会 #05<子供>の誕生〈子供〉の誕生―アンシァン・レジーム期の子供と家族生活作者:フィリップ・アリエスみすず書房Amazon今回はp41上段うしろから3行目~p45上段うしろから3行目誤訳「ゲニニーヌ」という表記について原文: Des relev〓s de Gaigni〓res montrent...翻訳: ゲニニーヌの記録では...問題点: 人名のカタカナ表記が一般的ではない。理由: Fran〓ois Roger de Gaigni〓res は、歴史研究において一般的に「ゲニエール」と表記されます。「ゲニニーヌ」は誤記と考えられます。(ただし、後の段落で「ゲニエール」と修正されている箇所もあります)修正案: ゲニエールの記録では...「1530年」の訳抜けについて原文: Ces tombes