▽岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist ●04/13 02:54 2025年4月13日日曜日不安とパニックと精神分析 13ところでこの論文には症例が出てくるが、それを読む限りは一般の精神分析的精神療法と大した違いは感じられない。患者は54歳の男性の会計士だが、彼自身のクライエントが攻撃的だとパニック症状や不安が誘発される。特にクライエントが法律すれすれの会計処理を患者に迫ることで、患者は自分が何か悪いことをしているのではないかという罪悪感にさいなまれる。しかしクライエントの言うことを聞かないと今度はクライエントが自分のもとから去ってしまうのではないかと不安になるのだ。 この患者の社会生活歴においては、彼の父親もまた彼に対して高圧的な程度やいじめに近い接し方をしていたという。しかし治療が進むにつれて、患者の彼自身のクライエントたちに対するいらだちや、父親に対する深刻な怒りの問題が明らかになった。患者はそれを意識したり表現したりすると「厄介なことになる
▽sociologically@はてな ●04/12 04:37 2025-04-11フィリップ・アリエス『<子供>の誕生』読書会 #05<子供>の誕生〈子供〉の誕生―アンシァン・レジーム期の子供と家族生活作者:フィリップ・アリエスみすず書房Amazon今回はp41上段うしろから3行目~p45上段うしろから3行目誤訳「ゲニニーヌ」という表記について原文: Des relev〓s de Gaigni〓res montrent...翻訳: ゲニニーヌの記録では...問題点: 人名のカタカナ表記が一般的ではない。理由: Fran〓ois Roger de Gaigni〓res は、歴史研究において一般的に「ゲニエール」と表記されます。「ゲニニーヌ」は誤記と考えられます。(ただし、後の段落で「ゲニエール」と修正されている箇所もあります)修正案: ゲニエールの記録では...「1530年」の訳抜けについて原文: Ces tombes