▽hiroyukikojima’s blog ●05/19 01:42 このブログをよく読んでくれている人はこう言うことだろう。「また、小野善康かい」と。それはわかる。ぼくは小野さんのマクロ経済学に心酔していることを何度も書いた。「小野教」という宗教の信者としてまた布教しているんかい、と笑っているんじゃないかと思う。まあ、そういう一面があることは否定しない。実際、この本をスルスル理解できたのは、小野さんのマクロ理論をちゃんと理解した経験があるからだ。でも、それを割り引いても、この本の優良さは余りある。「信心」がなくても、この本は勉強に値する。ぼくが国際経済学をこの本で克服できたのは、先ほど言った「為替」「資本」「金利」などの相互の関係が、ひとつのモデルの中で記述されているからだ。しかも、ちゃんと動学モデルにおける通時的最適化の結果として与えられるからだ。もちろんそれだけに、この手のモデルに慣れていない人には障壁が高いと思う。経済学の専門家でない人は経済学の数