▽Translators United for Peace - 平和をめざす翻訳者たち ●09/27 23:48 これは、アフガニスタンの地方(具体的には南部の山岳地帯)に住むパシュトゥーン人の女性の目を通じて、過去30年あまりのアフガニスタンを記述する調査報道記事です。記事構成の主題となるのは、農村に住む老若数十人のアフガニスタン人の女性へのインタビューです。これらの証言をそのまま報ずるだけでなく、アフガニスタン現地の公式死亡証明書や米国の公文書公開制度を使って開示請求した資料や、政府および現地関係者へのインタビューも組み合わせて、丁寧に裏を取っている様子も伺えます。 著者のゴパルは、ターリバーン統治下のアフガニスタンを取材した数少ない欧米ジャーナリストの一人です。2015年の著作『No Good Men Among the Living: America, the Taliban and the War Through Afghan Eyes (善人はみな死んでしまった–アフガニスタン