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青山七恵『窓の灯』 [2007年06月28日(木)]
これはあっという間に読めた｡というか､面白いかどうかもわからないうちに終わってた｡これで一冊の本にするには短すぎるんじゃないか｡改行多いし｡なんだか文藝賞の本てみんなこんな感じ｡薄い｡規定枚数が原稿用紙100枚前後だからなのか？
これを読んでて否応なく浮かんできたのは､秋田の子殺しで逮捕された畠山鈴香容疑者｡私の頭の中で､どうにも｢姉さん｣と｢鈴香｣がﾀﾞﾌﾞる｡一度ﾀﾞﾌﾞったらあとはずっと鈴香になってしまった｡物語とは全然関係ないのに､芋づる式に､鈴香容疑者と愉快な穴兄弟たち､みたいな話が頭をよぎりまくって､気持ち悪くなる｡つくづく､田舎特有のおぞましさには虫唾が走る｡
文章の匂いが誰かと似ている｡山崎ﾅｵｺｰﾗとか､島本理生とか､そのへんのひとかな…｡読み比べたわけじゃないけど漠然と｡最近こういう雰囲気が蔓延している気がする｡
私はｽﾘﾑ