ひくいアンテナ
id:sinngetu
7/7ページ
▽MSN-Mainichi INTERACTIVE 書評・今週の本棚●09/27 18:04 今週の本棚:五百旗頭真・評 『日本の統治構造−−官僚内閣制から…』=飯尾潤・著
◇五百旗頭(いおきべ)真・評
◇『日本の統治構造−−官僚内閣制から議院内閣制へ』
(中公新書・840円)
◇鮮やかに「交錯」切り分け
われわれ日本人は、大統領制が強い政府の形態であり、議院内閣制は弱い政府に留まると感じている。本書は違うという。アメリカの大統領制は、権力を司法・立法・行政に分割し、三者を競わせる。大統領も議会も国民から選ばれ、権威を持つが、互いに相手を服させることはできない。
それに対しイギリスで発達した議院内閣制は、国民から選ばれた下院の多数党が首相を選ぶ。首相のつくる内閣に率いられた多数党が法案を議会で通す。立法と行政が、直列もしくは包含の関係をなしており、分割と対抗を強いられるアメリカ型大統領制に比して、強い一体的権力たりうる。
では何故、日本では内閣制が弱いと見られているのか。戦前日本の
4.<前5
0.はてなアンテナトップ
8.このページを友達に紹介
9.このページの先頭へ
□ヘルプ/お知らせ
□ログイン
□無料ユーザー登録
□はてなトップ
(c) Hatena