文革アンテナ
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▽1994年10月10日
労働者の力
第60号●03/23 03:10 1994年10月10日 労働者の力 第60号
社会党の歴史的解体局面
加速する新たな政治勢力への動き
新しい対抗政党のの形成をめざして
川端康夫
村山連立政権のもとでの社会党の「現実路線」への転換が九月三日の臨時党大会で承認されて以降、党内外の左右双方の傾向を問わず、一挙的に「新政党」形成への動きが顕在化した。保守主義との共存・同化への路線転換を進めた党の大勢の思惑がどうあれ、社会党がもはや従来のタイプの政治的存在ではありえないことは明白であり、ここに党解体、分裂などの厳しい用語をともなった諸傾向の動きが開始されたのである。
社会党解党への歴史的な局面
首班選挙で海部俊樹に票を投じた社会党の左近らのグループ(旧・新政策懇話会)は、新右派中間派の糾合組織である新民主連合(代表山花前委員長)に加わる一方で、小沢一郎がすすめる新・新党への合流の機をうかがい、また新民主連合は社民リベラル結集による新党形成を公然と掲げた。書記長久保が新民主連合路線を公然と口にしたことも波紋をよんだ。この発言が北海道でなされたことにからも分かるように、新民主連合の狙いが横路北海道知事を中央政界へ引き出したうえでの「横路新党」であろうとも推測される。
他方、村山与党を表明してきた参議院会派、護憲リベラルが党大会を受けて九月二十二日、正式に新党結成に踏み切った。村山政権との関係を是々非々と規定した新党護憲リベラルは、田英夫参議院議員を党首として来年の参議院選挙を主要対象として始動したのである。
社会党の「護憲勢力」では、和田静夫氏が党大会直後に離党を表明し、護憲・市民全国連合を組織し、以前から独自の党活動を進
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