早苗饗さなぶりの婆ばば鳴なり龍りゅうに手てを打うてり
棚山波朗
高幡不動尊での句。大日堂の天井に、手を打つと唸り声をあげる龍が描かれてある。早苗饗の一団の中には婆の姿も。
「棚山波朗集」
自註現代俳句シリーズ七(四九)
六月五日芒種
2024.6.4 | 井上泰至著『夏目漱石の百句』(なつめそうせきのひゃっく)
2024.6.3 | 小川軽舟句集『無辺』(むへん)
2024.6.3 | 青木百舌鳥句集『めらめら』(めらめら)
「漱石の幸福」、そして「天為創刊400号記念祝賀会」
6月4日(火) 旧暦4月28日
泰山木の花。
泰山木の花をながめながら、ことしは朴の花の咲くのに立ち会えなかったな……と思った。
井上泰至著『夏目漱石の百句』が出来上がってくる。
すでに注文がいろいろと入っており、手応えの良さを感じる。
秋尾敏著『河東碧梧桐の百句』に引きつづきの刊行となったのが、偶然であるのだが、併せ読んでもいい二冊である。どちらも子規、虚子とふかい繋がりのある人物である。
が、人気のあるのは夏目漱石である。
明治の文豪としていまでもよく読まれている小説家だ。
その漱石の俳句とはいかなるものか。
執筆者の井上泰至さんは、小説家夏目漱石にとって、俳句がいかなるものであったか、そこに焦点をあてながら、漱石の俳句を読み解いていく。
わたしはこの一冊を読んで、漱石にとっての俳句がしめる大きさに驚くともに、俳句という定型詩への思
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六月四日
田た植笠風うえがさかぜが子こ守もりをしてゐたり 川口 襄
今の田植えは耕耘機が全盛だが、昔は家族全員が田圃に入った。若い母親は幼児を籠に入れて畦道に置いていたものである。
「川口 襄集」
自註現代俳句シリーズ一二(九)
雨の止み間に (06/01)
2024/06 (1)
未分類 (1047)
Posted by wh at 0:08 140
2024年6月3日月曜日
●月曜日の一句〔黒岩徳将〕西原天気
西原天気
※相子智恵さんオヤスミにつき代打。
蜘蛛の巣の中のはちきれさうな雲 黒岩徳将
つまりは、蜘蛛の巣越しの積乱雲。これ、12音。散文的には12音で済む事象が、17音の俳句になる。音数的な余分・余裕には、《はちきれさう》という観察者の認識というか印象が盛り込まれた。ここに「気分」が出る。夏の気分。その日そのときの気分。
《の中に》とうやや強引な措辞(中じゃないしね)は、現実の遠近を無効にして、雲が蜘蛛の巣にとらわれて、むくむくと蜘蛛の巣からはみ出そうな勢い。ここにも「気分」がある。
蜘蛛から雲へ、同音異義の遊びは、この句の主眼ではないが、それも愉しい。読者が作者と軽く微笑み合える感じ。
掲句は黒岩徳将句集『渦』(2024年5月/港の人)より。
●
投稿者 wh 時刻: 12:00 0 件のコメント:
ラベル: -haiku,
2024年6月2日日曜日
林道~公園
林道 鳥少なめ。かろうじてのオオルリ
公園に移動して少し待っていたらキビタキが来た。しかし公園管理の車が来て、逃げてしまった・・・。
気を取り直して、別の場所で。季節柄、キビタキのメスかなと思って見ていたけれど、顔を見たらコサメビタキっぽく見えるかも?
公園でササユリがたくさん咲いていた。林道でぽつんと咲いていたものの方が風情はありました。
投稿者 Okada Yuki 時刻: 18:02 0 件のコメント:
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ラベル: 植物, 鳥
▼ 2024 (17)
▼ 6月 (1)
林道~公園
► 5月 (3)
『俳句四季』2024年6月号
2020年1月号より連載中!
「俳句へのまなざしVol.54」
『俳句四季』2024年5月号
最近の名句集を探る
第89回【座談会】
宝珠
2024年6月号
入門破門風呂敷一つ門柳
家で靴脱ぐ民なればひなまつり
陶土練る板の厚みや桃の花
若芝に息を尖らすホイッスル
種芋や畑にまじる火山礫
牛角力逃げるが勝ちと負けにけり
芳草の雨粒のみな宝珠なす
花冷や南蛮船に北斗星
春窮や光背失せし仏の背
春泥に轍を残し離村せり
げんげ田にかがめば蜂の声しきり
群衆に目的地あり春の暮
2024年6月号
落つこちるやうに巣立てる一羽あり
鶯巣てふ小さき船瀬の暮春かな
檸檬忌のアンカット本手にかろき
ぶらんこをざらりと摑み夜へ漕ぐ
冴返る実印しまふ帰郷の荷
風の道塞ぐ風車や鳥帰る
錦手の鉢に治部煮や牡丹雪
連翹や起業の夫の旅鞄
鳥の巣や少年院の面会日
会議後の小さな会議わらび餅
目刺焼く母のかまぼこ指輪かな
川波のひかりに残る寒さかな
畳目を走るビー玉春障子
身支度を急かされてゐる桜かな
辛抱の口を開きし浅蜊かな
加藤 静夫
布施 伊夜子
ハラスメント防止に関する基本方針
2024年5月号 刊行 !!
2024年4月号 刊行
2024年5月15日更新
雪嶺へ桃の木全裸もて応ず
令和6年5月
2024年 5月 桃の木 高野ムツオ
2023年 12月 秀句の泉 及川真梨子
2024年 5月 鬼房の秀作を読む (164)
2024年 5月 俳句時評 及川真梨子
2024年 5月 当月佳作抄
2024年 5月 特別作品 山田桃晃 中井洋子 𠮷野秀彦
(表紙は蜂谷一人氏)
2024.05.06 up
5月6日、「鷹俳句会」月光集同人の岡本雅洸さんを悼み
「岡本雅洸 追悼」
を作成しました。
「蝶」267号に掲載された拙文も収載しました。
2024年2月10日(日)、旧正月、 ・
轍 郁摩 岡本雅洸 追悼
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7/17 清風邸
7/14 寒河江弁当
7/10 慈恩寺
2022年7月 (4)
2022/7/17
「清風邸」
・俳句大会の翌日は、芭蕉が『おくのほそ道』の旅で十日間滞在した尾花沢に。
・「かれは富める者なれど、志卑しからず」とたたえられた地元の商人・清風の屋敷跡は、いまや電器店となっていました。
・近くには「芭蕉、清風歴史資料館」があり、尾花沢の歴史や風土を学ぶことができます。
http://www.city.obanazawa.yamagata.jp/2100.html
2022/7/14
「寒河江弁当」
控室でいただいたお弁当。寒河江限定だそう(「ここでしか買えない」といわれるとつい反応してしまいますね)。ちなみに、寒河江では「焼き鳥」といえば、豚のもつ焼きのことを指すらしい。今回は機会がありませんでしたが、いつか寒河江の「焼き鳥」、食べてみたい。
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野球という隙間産業
スポーツ(50)
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( 2020/05 → 2020/04 )
[ 2020年 5月 ねずみのこまくら句会の諸句 ]
2020年 5月 ねずみのこまくら句会の諸句
鳰の子の手に載るほどや水尾生まず
薔薇の朝一音づつの児のピアノ
籠り居の脳トレドリル緑さす
脇役に徹して清し霞草
老骨をなだめ筋トレ夏を待つ
旅にあり道端で食ぶ笹粽
葉桜の空を繋ぎて飛行機雲
誉め殺しの電話卯の花腐しかな
薬にと摘みし友亡し蛇いちご
野良猫の生みたる五匹如何せん
尾を立てて黒猫よぎる捩じり花
抜けば鳴く茅花先へと鳴かせゆく
日日に掃き日日同じ量春落葉
独り居の栄養バランス法蓮草
土作りまず教はりて豆を蒔く
田水張れ張れよと蛙急かしをり
田植機に男寂しく一町植う
蝶の昼話むやみに飛びにけり
大盛りの筍飯を手捻り碗
青嵐橋の真中を渡りけり
清明や庭畑に出る野良頭巾
世界地図拡げて籠る端午の日
人の世がどうあろうとも松の芯
親雀鳩より餌を
【トップページ写真:宮木登美江】
俳句ワールド
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当初は大まかな分類で整理し、メニューを辿ってゆけば目的のホームページを探すことが出来るようにしていますが、ある程度まとまったところで体系的な分類を行ってデータベース化し、キーワード検索で目的のページを探すことが出来るようにしたい考えています。
おいでになられた皆さんからも広く俳句関連の情報を求めていますので、これはと云う情報がありましたら是非メールにてお知らせいただけれ