2024-04-25
志村ふくみ『一色一生』
最近読んだ本
志村ふくみ『一色一生』(講談社文芸文庫 1999年)
志村ふくみについては、以前、宇佐見英治との対談『一茎有情』を読んで面白かったので、少しずつ買いためていましたが、そのうちの一冊。先日読んだ若松英輔の本にも名前が出てきていたので、また読むことにしました。しばらく彼女の本を続けて読んでいきたいと思います。
志村ふくみの魅力は、染織家として
2024-04-23
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日録 映画
夜中にYouTubeで木村栄文の『祭ばやしが聞こえる』を見る。
ブレンデルとアバドで、ブラームスの《ピアノ協奏曲第2番》を聴く。最近ようやくブラームスが聴けるようになってきた。ベートーヴェンとかワーグナーを聴いていてもこんなことは思わないが、私にとって、クラシックというジャンルの音楽を聴いている感じが最も強いのがブラームスであるようだ。
ama2k46 202
2024-04-24
古本夜話1512 今東光『十二階崩壊』と谷崎潤一郎『痴人の愛』
浅草の十二階といえば、ただちに今東光の『十二階崩壊』(中央公論社、昭和五十三年)が思い出される。それはその表紙に明治二十八年の浅草の百花堂発刊の彩色図絵「東京名所凌雲閣」を用いていたからだ。ただ残念なことに、『海』に連載中に今が急逝したことで、その「崩壊」までは描かれないままでの絶筆となってしまったのである。
こ
大澤信亮
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