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2024-04-20
僕の好きな文庫本(26)
文庫本
カフカ短篇集
池内紀編訳『カフカ短篇集』(岩波文庫)解説・池内紀
長谷川四郎訳『カフカ傑作短篇集』(福武文庫)解説・川村二郎
先日、頭木弘樹 横道誠『当事者対決! 心と体でケンカする』(世界思想社)をとても面白く読んだ。病気がテーマなので面白いという言い方はふさわしくないかもしれないが。
頭木弘樹氏といったら、潰瘍性大腸炎の当事者であるが、他にもアンソロジストの印象が強い。さらに山田太一の熱烈なファンであり、カフカの人でもある。その頭木弘樹編の『決定版 カフカ短編集』 が新潮文庫から今月刊行される。これまで長らく、上の2冊の文庫版カフカ短篇集を愛読してきたのだけれども(他に光文社古典新訳文庫版もある)、ここに新たにもう1冊加わることになる。しかも「決定版」だ。自身の作品への評価が厳しかったカフカが特に愛した15編を厳選したのだそう。そ
2023-06-22
対談:ぼくらの個人史
梅雨の中休み、街路樹のヤマモモ(山桃)に、実が鈴なりで色付いてきた。
ヤマモモ科の常緑樹で、葉が長楕円形をしている。
小林信彦と片岡義男の対談集、『星条旗と青春と』を読む。
副題が、「対談:ぼくらの個人史」。
カバーそでに、
「アメリカが日本にあたえた影響についてじっくり語り合うとすれば、片岡さん以外の相手は考えようがなかった。(略)四度にわたる対談で痛感したのは、この国の風土のなかにおいては異端であるはずのぼくが、日系二世の子弟である片岡さんと向い合うことによって、およそ〈日本的〉ならざる感じとり方をつきつけられ、おのれの内部の日本的な部分を否応なしに認めざるをえなくなったことであった」(「はじめに」)
敗戦とともに日本に飛びこんできた〈アメリカ〉。民主主義であり文明であり豊かさであった〈アメリカ〉は、日本で如何(いか)に ”消化”されたのか?
2024-04-19
コロナの春 4月12日から4月18日
コロナの春
4月12日金曜日
曇り、雨。玉ねぎブロッコリーツナのクリームパスタ。テレビ千鳥、見る。物干し竿に皮のベルトが干してあるので聞くと、寝っ転がったらしたにうんこがあったの、とS。Sは往来座へ。絵。『POPEYE』東京特集の対談読む。パタゴニアとかプラダのリュックとかフランスのナチュラルワインとかどこが「東京」なのかさっぱりわからない。中年男性の雑誌みたい。夜、M家で母が作ったアスパラの肉巻きをもらい、往来座へ。ru先輩、saさん、miくん。ポテトチップスが4袋空いている。お腹すいちゃったんだもん、とn。お茶割り。ローソン100で買い物。法明寺の桜見て帰る。夕飯は、母にもらったアスパラの肉巻き、ブロッコリーの芯と玉ねぎミックスビーンズ豚肉のトマト汁。クドカン板「どですかでん」だという新しいドラマ「季節のない街」見る。濱田岳す
2024-04-14
書物雑誌『近代出版研究2024』が発売されたよ
みなの衆(´・ω・)ノ
最近は旧ツイッターのほうに常駐して、こっち、ハテナブログにはいないのでゴメンね。
戻ってきたのは、関係した雑誌が発売されたのをお知らせするためなのぢゃ。
その名を『近代出版研究』という。
www.libro-koseisha.co.jp
毎年4月ごろ刊行される年刊の雑誌。なんで年刊かといえば、そりゃあ編集体制がそれ以上耐えられないかららしい。
それはともかく、ようやく「三号雑誌」になったというわけ(σ・∀・)σ
古来、弱小ですぐなくなる雑誌のことを「三号雑誌」という言い方で揶揄するが、この「三号雑誌」という言葉がいつ頃からあったのかについてもコラムがあるよ。
いろんな記事が満載で、硬いところでは明治期「版権」から柔らかいところでは絶滅危惧種「白ポスト」まであるけれど。
目玉はやっぱり巻頭座談会と特
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2024-03-29
ふらり、観光地。
2024.3.28.(木)
ゆっくりと目覚める。久しぶりによく寝られた。
シャワーを浴びて、着替え、朝食をとりにホテルを出る。四条烏丸近辺に泊まった時には毎回前田珈琲本店でモーニングを頼むことにしている。今回も同じ。職場に向かう人々の流れに混じってのんびり店まで歩くのは京都に泊まった朝の喜びとなっている。
朝食を終えてホテルに戻り、支度を整えてチェックアウト。昨日の買い物ですでにボストンバッグは肩に食い込む重さとなっている。まずはこちらをロッカーに預けないことには動き回れない。京都駅のロッカーはまだ午前中ということもあり、すんなりと空きが見つけられた。
身軽になって地下鉄に乗る。昨日、たまたまネットで善行堂の話題を見ていた時に、今日まで村田画廊で林哲夫さんの2人展をやっていることを知った。この偶然を逃してはならじと松ヶ崎駅で下車して画廊へ。住宅街の中
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hisako9618 at 20:45|Permalink│Comments(6)│clip!
青山義雄「二人の男」 1922
# by sumus_co | 2021-09-27 19:49 | 読む人
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2020-11-04
飯田芳弘『忘却する戦後ヨーロッパ』(東京大学出版会)
レビュー合戦2020
Theme 8 忘れることで生まれるもの www.kinokuniya.co.jp 政治学は「過去の忘却」を考察してこなかった、それはおもに歴史学や文学が担ってきた、というのが意外だった。戦後のヨーロッパで、民主主義体制に移行するさいに独裁や内戦の過去を忘れる「忘却の…
飯田芳弘『
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