▽Dravidian Drugstore
●07/01 11:31
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▽Fumiko Tsuneishi Archive
●02/19 13:41
継子に恋慕した若い継母が､許婚の娘から引き離すため彼に毒を盛って癩病＆盲目にし､執念深く追いまわす｡邪恋に狂った鬼畜生､と思いきや､もう一人の継子が家督相続を狙って彼を殺そうと謀っていることを知ってしまったがゆえの､二人の息子をともに助けたい一心の狂言だったのでした（その理屈はややこしい上にどう考えても納得できないので略）｡寅の年､寅の月､寅の日､寅の刻に生まれた女である私の肝の生き血を啜れば病は治ります｡虫の息で語り終え､自ら生き肝を抉り出す｡息子はそそくさとそれを啜る｡とまあ､文楽がいかにえげつないかを言いつのるにはもってこいの､ものすごい演目で､｢継子に意地悪じゃない継母｣そして｢貞女｣であらねばならぬというすさまじい妄執がこの不思議に捻じ曲がった暴発を引き起こすのかしら｡しかしよくまあこんなこと思いつくな､ﾄﾗ･ﾄﾗ･ﾄﾗのｲｷｷﾞﾓだって､と感心しつつ､そういえば谷崎が文楽を｢痴呆