▽t t t t t t t t t t t t t ●11/05 16:33 2024-11-03萩原朔太郎賞授賞式で話したこと萩原朔太郎賞授賞式で話したこと。(持っていった原稿。この通りには話せてない。でもおおよそはこうだった!)この度はありがとうございます。「詩とは感情の神経を掴んだものである。生きて働く心理学である」という有名な、「月に吠える」の序文が私はとても好きです。感情というものは極めて単純であって、同時に極めて複雑だという言葉も好きです。インターネット、SNSの存在によって、話す言葉のほかに、書く言葉が人にとってとても身近なものになりました。相手がいないところ、誰か特定の人に宛てた言葉ではないものが、自分の心から溢れて、それが「私」という存在の表れになることを、昔より今は多くの人が知っていると思います。そのことを私は美しいと思うし、同時に、昔よりもずっと、自分の感情というものが少しも表しきれないもので、胸の中にはあっても、その外側にはうまく出て