arkanalのアンテナ
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▽オリジナル労働コラム「労働雑感」●03/31 12:43 中高年の既得権と若年雇用(18.3.30)
大阪大学の大竹文雄先生が、近年若年層の所得格差が拡大したのはもっぱら非正規雇用が増加したからであり、それは既存正社員の既得権が守られているせいだ、と随所で指摘しておられます。企業が90年代に人件費抑制を迫られた際に、本来なら既存正社員の賃金を下げて若年を正社員採用したほうが企業にとって人材育成などの観点から望ましいにもかかわらず、既存正社員(やそれを代表する労働組合)が既得権を守り、若年を非正規採用することで対応することを選択したことが格差拡大につながった、ということのようです。
もちろん、一般的に考えれば、賃金を引き下げれば人を雇ってビジネスをして利益を上げられる可能性が高まりますから、労働需要は増えることは間違いないだろうと思います。とはいえ、私は90年代という時期、あるいは日本の労働市場という特殊性を考慮に入れれば、既存正社員の賃金を引き下
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